2005年6月26日
星に願いを
金曜日にイギリスから帰ってきました。イギリスは宇宙打の用語でも有名(?)な、SDSSの会議に参加するための出張だったんですが、いや、しんどかった。
さて、帰国早々すごいニュースを知ってしまいました。
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番組名: 金曜エンターテインメント特別企画
「星に願いを」
七畳間で生まれた410万の星
放送日時: 2005年8月26日(金) 21:00−23:00(予定)
脚本: 金子ありさ
キャスト: 堂本剛、優香、藤木直人、仲代達矢、宇都宮雅代、鶴見辰吾ほか
放送: フジテレビ系
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200506/gt2005062202.html
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メガスター開発者の大平さんをモデルに、ドラマが製作されるようです。主演が堂本剛、良いですねぇ、普段天文業界とは全く縁のない女の子にすごく縁がありそうです、うんうん。以前から天プラでは“天文ファンを増やすにはキムタクを落とすしかない!女の子が天文を好きになれば、男は勝手について行く!ドラマのシナリオを書いて応募するのだ!”と主張してきましたが(企画案参照のこと)、図らずもこのような形で実現されるだなんて、まるで我が事のように嬉しいですね(注:今回の企画には我々は全く関係がありません)。
以前、白線流しがはやった時には天文学者を目指す高校生が増えたという話を聞きます。そんな不純な動機で・・・と眉をひそめる人もいますが、どんな動機だってせいぜい五十歩百歩でしょうし、いいんじゃないですかね。このドラマがどのように社会に影響を与えるのか、しっかり見ていきたいと思います。
しかし、7畳間って中途半端な広さですね(笑)。
投稿者 たかなし : 18:39 | - | コメント (0) | トラックバック (0)
2005年6月3日
nazo no kizokuhen
話題の「ガードレールに挟み込まれた謎の金属片」のニュース。誰の仕業なのか、なんのためなのか、諸説紛々飛び交っているわけですが、先日とある民放のニュースを見ていたところ、取り外し作業をいていたおっちゃんが「車がガードレールに接触するとこんな破片がつくことがあるねぇ」と言ってました。番組中ではその意見はさらっと流され、元警視庁のなんとかさんが「これはバーチャルの世界にはまった人間の典型的な愉快犯的犯行ですよ、うむ」とおっしゃってたわけなんですけど、私にはおっちゃんの見方の方がかなり理に適っているように思えます。マスコミの報道姿勢を見ていると、犯人がいることを大前提とした番組構成になっているように見えますが(NHKは違ったという情報アリ)、マスコミによって創られた犯人であるように思えなくもありません。というか、ちょっと検証実験すれば、あるいはガードレールの年数やそこでの事故の件数とかと相関をとれば、少なくとも事故によって自然に生えたものか人工的に差し込まれたものかわかると思うんですけど、どうですかね。
私が嫌だなぁと思っているのは、そんなことにマスコミはとっくに気が付いているのだけど、話題になるから敢えてあたかも人間が犯人であるかのように報道している場合です。視聴率稼ぎのために必要以上に騒ぎ立てているのだったら、電波資源の無駄遣いだと言いたいところです。
このガードレールのニュースの真相はまだよくわかりませんが、お昼のワイドショーをはじめ、朝のニュースでも本当にどうでも良いニュースを流しすぎのように思えます。スマトラ島の津波被害はとっくに復旧したのでしょうか。アフリカの飢餓は解決したんでしょうか。情報を最終的に取捨選択するのは視聴者だとは思いますが、それにしてもマスコミの流す情報はいびつなバイアスがかかっているように思えて仕方ありません。「視聴率の高い番組は視聴者が求めている番組だからええやんか」というのはまったくの詭弁で、ええかわるいかはもっと違う次元で判断されるべきな気がします。
「視聴者が求めるニュースが流される」というのは、一見当然のようですが原理的にありえません。情報の流し手はあくまでもマスコミであり、視聴者はただ流されたニュースに刺激され、追随するだけです。金属片のニュースだって、ずっと存在してたかもしれないのにマスコミに取り上げられたことによって関心を呼んだわけです。このマスコミのニュースの選び方、どのような状態が望ましいのかは私にもよくわかりませんが、現状がよろしくはないような気がします。
投稿者 たかなし : 17:59 | - | コメント (3) | トラックバック (0)