2005年6月3日
nazo no kizokuhen
話題の「ガードレールに挟み込まれた謎の金属片」のニュース。誰の仕業なのか、なんのためなのか、諸説紛々飛び交っているわけですが、先日とある民放のニュースを見ていたところ、取り外し作業をいていたおっちゃんが「車がガードレールに接触するとこんな破片がつくことがあるねぇ」と言ってました。番組中ではその意見はさらっと流され、元警視庁のなんとかさんが「これはバーチャルの世界にはまった人間の典型的な愉快犯的犯行ですよ、うむ」とおっしゃってたわけなんですけど、私にはおっちゃんの見方の方がかなり理に適っているように思えます。マスコミの報道姿勢を見ていると、犯人がいることを大前提とした番組構成になっているように見えますが(NHKは違ったという情報アリ)、マスコミによって創られた犯人であるように思えなくもありません。というか、ちょっと検証実験すれば、あるいはガードレールの年数やそこでの事故の件数とかと相関をとれば、少なくとも事故によって自然に生えたものか人工的に差し込まれたものかわかると思うんですけど、どうですかね。
私が嫌だなぁと思っているのは、そんなことにマスコミはとっくに気が付いているのだけど、話題になるから敢えてあたかも人間が犯人であるかのように報道している場合です。視聴率稼ぎのために必要以上に騒ぎ立てているのだったら、電波資源の無駄遣いだと言いたいところです。
このガードレールのニュースの真相はまだよくわかりませんが、お昼のワイドショーをはじめ、朝のニュースでも本当にどうでも良いニュースを流しすぎのように思えます。スマトラ島の津波被害はとっくに復旧したのでしょうか。アフリカの飢餓は解決したんでしょうか。情報を最終的に取捨選択するのは視聴者だとは思いますが、それにしてもマスコミの流す情報はいびつなバイアスがかかっているように思えて仕方ありません。「視聴率の高い番組は視聴者が求めている番組だからええやんか」というのはまったくの詭弁で、ええかわるいかはもっと違う次元で判断されるべきな気がします。
「視聴者が求めるニュースが流される」というのは、一見当然のようですが原理的にありえません。情報の流し手はあくまでもマスコミであり、視聴者はただ流されたニュースに刺激され、追随するだけです。金属片のニュースだって、ずっと存在してたかもしれないのにマスコミに取り上げられたことによって関心を呼んだわけです。このマスコミのニュースの選び方、どのような状態が望ましいのかは私にもよくわかりませんが、現状がよろしくはないような気がします。
投稿者 たかなし : 17:59 | -
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コメント
久々に天プラにやってきたおしげです。
…コメントしたいんですけど、なんだかバックスペースキーがうまく使えません(泣)
誤送信いっぱいしてそうで怖いです(>_<)ドキドキ。
なんでうまくいかないんでしょう(T_T)
投稿者 おしげ : 2005年6月5日 22:48
バックスペースキー?どういう状況でしょう?
まあ、別に「大量」に誤送信しなけりゃ問題ないですので(笑
投稿者 たかなし : 2005年6月7日 00:41
結局のところ、自動車の破片が正解なのかなぁ。
危険なことは危険だが、あんだけ大騒ぎするほどの話でもなかったに一票。
ま、もういいや(笑)
投稿者 たかなし : 2005年6月8日 01:48