2005年8月12日
「光と人の物語〜見るということ〜」
いっぱい書くことがたまってきましたので、順々に書いていきたいと思います。まずはこのネタから。
Nikonのサイトで「光と人の物語〜見るということ〜」というサイエンスな連載がはじまりました。ライターは横山広美さんで、もともとニュートリノ関係の研究をされていた方だそうです(この間、うちのボスの研究を取材に来ていました、そういえば)。初回は「宇宙で一番古い光とは」というタイトルで、宇宙背景輻射の話が載っています。この回の監修は佐藤勝彦さんで、なかなか豪華ですね。
「光と人の物語〜見るということ〜」
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/technology/light/index.htm
ライターの横山さん曰く、企業利益に直結しないこのような企画が喜んで受け入れられたのは驚きだったそうです。三菱のDSPACEをはじめ、最近では科学・エコ系を積極的にサポートする企業が増えてきたのは、我々にとっても大変好ましいことです。日曜とか、いっぱいエコ系の番組やってますしね。企業利益に直結しないこういった活動が盛んになってきた理由はなんでなんでしょうね。
友人O氏曰く、それは銀座の高級クラブと同じだと。明らかに値段に見合ったサービスは受けられないが(1人6桁は当たり前らしい、ありえん)、そんな無駄なことにお金が使えるほど俺はリッチなんだぜ、へへん。というのが銀座の高級クラブに通う企業幹部の心理だそうな。うーん、一理はあるけど。
そういえば、先日、夏の学校でJSTの永井さんと国立天文台の家さんに「AstroEconomics」と題して講演していただいたのですが、その中で、国の財源に頼るだけではなくもっと民間から支持を得て、支援してもらうべきだという話がありました。日本とアメリカでは、NPOに対する寄付額が600倍くらい違うそうで、記憶は怪しいですが、確か2.5兆円くらい寄附してもらってるそうです。国民性の違いはありますが、制度的には日本も見なし税金制度などだんだんとアメリカに近づいていますので、近い将来には日本でも大きな規模になるんでしょうね。はやくNPO作っておかないと(笑)。
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2005年8月6日
「宇宙の歩き方」
ここ1ヶ月は、ほとんど私の研究室で開発している検出器関係の作業に追われていましたが、昨晩、それなりの画像の撮像に成功し、ようやく一区切りつきました。これからは改良を行っていく予定ですが、まぁ、一安心です。あー、良かった。これで安心して超新星解析の続きをできます(←本業はこれです、念のため)。
さて、以前、三菱電機のコラムDSPACEでATPを取り上げていただいた林公代さんの新刊、「宇宙の歩き方」が出版されました。この本の中でおしゃれな宇宙グッズに混ざってATPが紹介されているので、私も1冊いただいたのですが、読んでびっくり、かなり濃い本です。良い仕事をされています。しかし、世の中には結構宇宙に行きたい人が多いんですね。私は飛行機に乗るのも避けたい人なので、ロケットの先端にくくりつけられて宇宙に発射されるのは当分見合わせたいと思います。なんで自分には宇宙に行きたい欲があんまりないのかな?うーむ。
「宇宙の歩き方」
http://www.randomhouse-kodansha.co.jp/books/details.php?id=93
そうそう、産経新聞には9日の朝刊と内閣広報府発行(!)のCabiネット8/15号にATPの紹介が出るそうですのでチェックしてみて下さいね。どんな紹介になっているんやろか。どきどきです(笑)。
「産経新聞」
http://www.sankei.co.jp/
「Cabiネット」
http://www.jijigaho.or.jp/cabi/cabi_bn.html
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