2006年7月17日
ハッブル宇宙望遠鏡の15年
「執筆協力」という形でお手伝いした本Newtonムック 天文学を飛躍的に進歩させたハッブル宇宙望遠鏡 15年の新天文学が発売されています。天プラの何人かで、1章と2章の文章と写真キャプションの執筆をお手伝いさせていただきました。プロのサイエンスライターの方が手直ししてくださっているので僕らの文章そのままではないですが、テイストを感じ取っていただければと思います。
Newtonは中学の頃から読んでいた雑誌ですし、昔掲載された「天文学者になるには」という記事は、僕が今ココに来るまでの道のりにとても大きな影響を与えています。そんなNewtonに関連する本のお手伝いをすることができるというのは大変光栄であります。
文章を書く上でそこに盛り込みたかったのは、「天文学者はその写真から何を読み取るか」ということでした。題名の通りこの本はハッブル宇宙望遠鏡の15年をそのすばらしい写真で振り返る、というものです。見栄えのする、きれいな写真はそれだけでも楽しめますが、ではその写真のどこに天文学者は注目し、何に驚き、何を考えるのか、ということまではなかなか一般の方に伝える機会がありません。ですので、『天文学者はこの写真のどこに着目し、そこからどんな事実を引き出すのか』がわかってもらえるように文章を作ってみました。お読みになる方もそのあたりに気をつけて文章をたどっていただけると、ハッブルの美しい写真の新たな楽しみ方が見つかるかもしれません。
ちょっと残念なことに、この本にはいくつかのミスが見つかっています。ひょっとしたら公式に訂正が出るのかもしれませんが、間違い探しと思ってお楽しみいただけると良いかもしれません。何事も疑ってかかれ、です。
投稿者 平松正顕 : 22:52 | hiramatsu log
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コメント
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま〜す。よろしくお願いします
投稿者 グッチ アウトレット : 2012年11月10日 08:29