2007年9月16日
Google Earth "Sky"で見る研究領域
研究が多忙を極めている昨今、平松のPCのディスプレイ右下には年末の大きな締め切りに向けたカウントダウン時計がガシガシと時を刻んでおります。
以前も取り上げたGoogleEarthのSky機能で、観測領域を表示させてみました。南半球からしか見ることのできないカメレオン座分子雲その1です。コントラストをいじって見やすくしてみたのですが、星が無い暗い部分が上下に走っているのがお分かりになりますでしょうか。ここにはガスやら塵やらがたくさんあって、背景の星の光を隠しているわけです。いわゆる暗黒星雲ですね。そしてそういうところから星が生まれてくるんですね。星の光を受けて光っている星雲3箇所にピンを立てていますが、真ん中が修士論文で研究した Cederblad110 という領域です。生まれたばかりの星が7つあります。この領域についての論文はこちら。皆様の引用を心よりお待ちしています(笑)。
この前のチリ渡航では、この画像より一回り大きい領域の「電波写真」を撮って来ました。そのうち各自の研究成果がこのソフトウェアの上にマッピングされるようになるんでしょうか。次に研究する領域すらGoogleで検索する時代が果たしてやってくるんでしょうかね。
投稿者 平松正顕 : 21:07 | hiramatsu log
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