2007年9月19日
F1気象サイエンスカフェ
天文とは関係ないですが、面白そうなサイエンスカフェの情報が入ったのでお知らせします(残念ながら僕は行けなそうですが)。僕もF1好きでよく見てるんですが、下の案内にもあるように今年のヨーロッパGPでは、突然の雨によって同じコーナーで何台ものマシンが次々スピンしてえらいことになっていたのでした。天気予報が勝負を左右することもあるようです。
このサイエンスカフェで面白いのは、やはり異分野交流が期待されることでしょうか。F1ファンと気象ファン?はあまり接することが無いと思うのですが、こういうイベントをすることで双方の関心層にアピールすることができます。天プラでも調布飛行場とのコラボレーションでサイエンスカフェ&星空観望会を2回実施しましたが、あれも飛行機ファンと宇宙ファンという重なりそうで重ならないふたつの層に訴求力を持っていた企画だったと思います。
先日も東京学芸大学で日本語を専攻する学生さんと話す機会があったのですが、日本語の起源やら古語・文化と当時の宇宙観とのかかわりなど、なかなか天文の人間だけだとできないような話で盛り上がったのでした。普段意識しない世界にたまに目を向けてみるのは楽しいものです。
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【特別企画:気象サイエンスカフェ・東京】
日時:2007年9月26日(水) 19:00〜(18:30開場)
場所:GOOD LUCK COFFEE 千駄ヶ谷店
■テーマ: 「TOYOTA F1 チームの気象予報士」 -ピットウォールの気象戦略って?-
■スピーカー:Claudia Dittmarさん
(TOYOTA F1チーム 気象アドバイザー。Meteo Berlin 所属)
■言語: 英語またはドイツ語(通訳あり)
■参加費: 1,000円(このほかに1ドリンクのご注文をお願いします)
■申込み: お名前、参加人数をお知らせください。
飛び入り参加も可能ですが、満員の場合はご参加をお断りすることがあります。
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月末に富士スピードウェイで開催される、Fomula1 日本GPに先立ちまして、F1レースにおける気象専門家をスピーカにお招きします。世界にたった11しかないF1チームのひとつ、TOYOTAの気象アドバイザーClaudia Dittmarさん。レース直前の貴重なタイミングでの登場です。
どんな資料を基に予報をするの?
レース中に降りだすやっかいな雨は、どんな影響があるの?
サーキットに水たまりができたらどうするの?
また、ウェザータイヤと晴れタイヤの使用のルールは?
など、普段知ることのできない世界の究極の気象予報について、みなさんとたくさん聞いてみたいと思います。
今年は、7月のヨーロッパGP(ドイツ・ニュルンブルクリンク)で、度々のウェットコンディションのために、22台のうち5台がスピンするという大混乱のレースとなりました。F1レーシングではトップスピードが時速350kmにもなります。当然雨天時の安全対策はとられますが、安定しない空模様のもとでのレースとなることもあるようです。ちなみに、時速350kmを秒速(風速)に直すと、約97m/sとなります。日本の突風の記録(最大瞬間風速91.0m/s、1966年9月25日 富士山)を上回る速さです。そんなスピード+豪雨。想像もできない状況での走行ですね。
今回の開催は、TOYOTAの方のご協力により実現いたしました。滅多にない機会です。ぜひご参加ください。
告知掲載HP:http://www.yoho.jp/katsudou/cafe/cafe.htm
主催:日本気象学会、日本気象予報士会 (共催)
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コメント
匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_^;)ありがとう。。。
投稿者 グッチ バッグ : 2012年11月10日 07:02