2008年4月19日
ONE EARTH, ONE SKY
ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を宇宙に向けてから400年、国連/ユネスコ/国際天文学連合は2009年を世界天文年(International Year of Astronomy)としました。キャッチフレーズは "THE UNIVERSE; YOURS TO DISCOVER 宇宙 … 解き明かすのはあなた"。日本でも2009年に向けた準備が進んでいます(奄美から南太平洋を通るあたりで皆既日食もありますしね)し、ここ台湾でも準備が進んでいるようです。僕も海外にいることを活かして日本での活動をお手伝いできれば、と思ってます。
世界天文年の国際的な公式ウェブサイトでは、trailer (映画の予告編のようなもの)が公開されています。カッコ良い出来であるとともに、低解像度からハイビジョンクラスまで様々な解像度の動画が提供されていて、公式にYoutubeにアップロードまでされています。
こういう動画は見られてナンボですから、どんどんいろんなところに広まっていくといいですね。ちょっと難しそうですが、日本語字幕をつけてみるというのもいいんじゃないでしょうか。
この動画作成プロジェクトのリーダーは、Lars Lindberg Christensen 氏、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のハッブル宇宙望遠鏡チームの広報担当の方です。動画の中で、絶妙なタイミングでハッブル宇宙望遠鏡が出てくるのはそのためかもしれませんが、この方は "The Hands-on Guide to Science Communicators: A Step-by-step Approach to Public Outreach" という本も書かれています。僕も持っていて、でもまだ読んでないのですが、ウェブサイトや動画の作り方、プレスリリースの仕方などが書かれてあるようです。この動画はそのお手本になるようなものになるのでしょうね。
投稿者 平松正顕 : 20:07 | 科学コミュニケーション
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.tenpla.net/cgi/hlog/tt-cgi/tt_tb.cgi/139
コメント
誰が作ったのかわかんないけど,4D2UのMADも格好いい.
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2922780
投稿者 ふ : 2008年4月19日 23:38
きっとこういうのも、見てもらってナンボだからね。こういう映像系って"それなり"の文化 (youtubeとかニコニコ動画とか)があるから、そういうチャンネルに乗っかることも重要なはずです。
投稿者 平松正顕 : 2008年4月20日 00:05
貴重な情報ありがとうございます。
Lars Lindberg Christensen は知っていましたが、
本は知りませんでした。
安いようですし、入手して読もうと思います。
まあ、直接はぼくの仕事に役立たない気もしますが。
ところで、いつの間にか台湾人になったのですね。阿部さんは台湾に行く前にうちに挨拶にきたので知っていたのだけれど、本当に多いですね。
うちは、家族が反対するので、中国・韓国・台湾への海外旅行はできませんが(上海でリニアモーターカーに乗りたいのだが)、阿部さんともども機会があればと思います。
ご活躍お祈りもうしあげます。
投稿者 渡部義弥 : 2008年5月11日 14:33
はい、台湾で元気にやっております。日本人もたくさんいますし、食事も欧米のに比べればなじみやすいですし、規模は少々小さいですがやる気の密度は高いな、と感じます。がんばります。
投稿者 平松正顕 : 2008年5月13日 21:31