2008年6月11日
本が出ました。
といっても僕が書いたものではありません。
『ブラックホールの科学 片道切符の旅と宇宙』 羽馬有紗 著・絵
amazonではこっち。
著者の羽馬さん、天文学専攻の修士課程で同級生でした。専門は宇宙科学研究所が打ち上げた電波天文衛星「はるか」を用いたブラックホールの観測、でよかったかな?
当時はイラストを描く人だなんて全然知らなかったのですが、大人の科学マガジン Vol.19 に載ったダークエネルギーについての絵本や日本天文学会が出している天文月報の表紙など、すでにいろんなところで活躍中です。修士号を取得しているので天文学もちゃんと分かっていて、それを説明する文章が書けて、しかもイラストまで描けてしまうというのはすごいことだと思います。科学だけ、あるいはイラストだけでやっていくのは大変だと思いますが、それがちゃんと組み合わさって強い武器になっているわけですね。
この本、羽馬さんイラストのやわらかくてかわいらしい表紙が普通の天文/科学書籍に関心のない人の目もひきつけることでしょう。もう書店の新刊のコーナーにならんでいるそうです。そしてこの本、世界天文年2009日本委員会の公認書籍とのこと。ぜひ書店でチェックしてみてください。
台北の紀伊国屋には、、ないかなぁ。
投稿者 平松正顕 : 21:39 | 科学コミュニケーション
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コメント
すごく素敵ですね!
絵も文章も下手な私は感激するばかりです。
私も是非買わなくちゃ。
紀伊国屋で取り寄せですね!
amazonとどっちが安くなるかは分かりませんが...(^^;
投稿者 inami : 2008年6月17日 11:48
平松くん、どうもありがとう!
そうですそうです、HALCA 衛星のデータを使って銀河の中心のブラックホールの研究をしていました。
こんなにご丁寧に本の紹介をしてくれてどうもありがとう。
コメントが遅れてしまってすみません。
本は宇宙についてよく知らない方にも読んでいただけるように、やさしくかいたつもりです。
ちょっとした物語仕立てになっています。
みなさま、
よかったら本屋さんでパラパラめくってみてください。
inami さま、
興味もってくれてどうもありがとうございます!
機会ありましたら、
私のへんてこなサインをプレゼントしたいくらいです!
投稿者 ありさ : 2008年6月22日 21:59