2008年7月22日
ドイツ→フィンランド
ずっと前に書いた気がしますが、申し込んで定員オーバーのためキャンセル待ちに並んでいたミュンヘン郊外での研究会 The Early Phase of Star Formation 2008、どなたかがキャンセルしたせいでしょう、参加できることになりました。口頭発表ではなくてポスター発表(A0サイズのポスターを貼って研究を紹介)ですが、僕が今やってる研究ととても関連の深い研究をされてる皆さんが集う場に参加できるというのは大変うれしいです。海外での国際研究会は、惑星の定義が決められた歴史的な場、2006年8月のIAUプラハ総会以来です(あ、2007年4月に台湾で発表したの忘れてました。。まあ今や台湾にいるので、ノーカウントということで)。それから2年のうちに投稿論文も受理されたし博士論文も書いているし4か月台湾で英語生活をしているので、研究紹介も以前よりはうまくいくはず。しかも今回は定員60名の小さな研究会ですし。大学院時代、「Big namesに会って知り合いにならなかったら、研究会に行く意味がない」と指導教員であった先生に言われましたが、今回はその絶好の機会なので頑張りたいところです。同世代で同じようなことやってるアメリカとカナダの研究者と話してみるのも楽しみです。やっぱり単に論文を読んでいるのと、似たような研究を自分でやってうんうん唸って考えたあとでは、同じ人の研究結果でも違って見えるもの。健全な疑いの目を持てるとも言えるでしょう。
研究会が終わったあとは、僕と同じ領域(カメレオン座分子雲)を研究しているヘルシンキ大学の研究者さんとのミーティングです。天文学に力を入れている先進国が北半球に集中しているせいで、南の空に位置するので南半球からしか観測できないカメレオン座の観測例は比較的少ないのです。先方は共同研究のための材料をお持ちなので、今後につながるミーティングになると思います。
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