2008年9月20日
ヒロ-ホノルル-成田-台北
Hilo - Honolulu, HA101, B717-200
Honolulu - Tokyo - Taipei, CI017, A330-300
火曜日にハワイ出張から帰ってきました。帰りの便は成田経由だったので、写真のような transit bording pass をもらって成田で乗り換え。日本に入国することもなく、成田第2ターミナル滞在90分くらいでまた離陸。なんとも残念な気分でしたねー。
出発前日の日曜日には、すばる望遠鏡にお勤めのUさんご一家と一緒に、SMAのヒロ山麓施設のお隣にあるイミロア天文学センターにも1時間半くらいだけ立ち寄ってプラネタリウム番組 "Black Holes: The Other Side of Infinity" を見ました(このサイト、予告編もおいてありますね)。この番組は Denver Museum of Nature & Science が作ったものだそうで、日本のほとんどのプラネの中央に鎮座する恒星投影機を使わない、フルデジタルの番組。天文学的にしっかり監修されたコンピュータシミュレーションで、銀河中心ブラックホールの周囲を回る星たちがでてきたり、ブラックホールに飛び込んでみたり、とても見ごたえのある番組でした。立体視投影ではないのに、カメラワークで立体に感じてしまうような場面もありました。またマウナケア山頂にある望遠鏡の成果も出てきて、ハワイで上映しても身近な印象。日本のプラネタリウムでもどこかこの番組を買って上映するところが出てくるでしょうか。
エンドクレジットにたくさん研究者の名前が出てくるのはアメリカのプラネ番組の特徴ですが、この番組は全米科学財団(NSF)とNASAのガンマ線観測衛星GLASTプロジェクトからの資金援助がなされているようでした。先に打ち上げられたガンマ線観測衛星スイフトも番組内に出てきたので、スイフト本体と後継機の宣伝という意味もあるわけですね。NASAのプロジェクトはその予算の一部を広報に振り分けるように決められていると聞いた記憶があるので、その一環なのでしょう。
この番組のあとには、デジタル投影の星空で夜空の解説。「マウスが思うように動かな〜い」と嘆きながら解説のお姉さんが案内を進めていきます。夏の夜空ということで、いて座とはくちょう座の紹介をし、番組の内容に合わせて銀河中心ブラックホールとはくちょう座X-1(最初に発見されたブラックホール)の位置も教えてくれました。はくちょう座X-1なんてマニアックな、という感じですが、ブラックホールという名前だけは超有名なモノがSFじゃなくて実際に宇宙に存在するんだ、ということを教えてくれるいい展開でした。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.tenpla.net/cgi/hlog/tt-cgi/tt_tb.cgi/189
コメント
突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
投稿者 グッチ 財布 レディース 人気 : 2012年11月10日 04:41