2009年2月9日
ALMA 2つ目のアンテナ、準備完了
先日、日本が製造したパラボラアンテナが初期調整を終了し、Joint ALMA Observatory (JAO) に第1号アンテナとして引き渡された、というニュースをこのブログでも紹介しました。日米欧それぞれ担当分のアンテナを作って初期調整をしたのちJAOに引き渡し、そこで観測に向けた総合的な試験が行われていくというプロセスです。
その日本製アンテナに続き、アメリカ製アンテナの引き渡しが完了した、というニュースが、ALMAの北米パートナーであるアメリカ国立電波天文台からリリースされました。
ALMAは、合計80台のアンテナを同時に働かせてひとつの望遠鏡とする電波干渉計です。日本製のアンテナとアメリカ製のアンテナが1台ずつ引き渡され、公式にJAOが所有するアンテナが2台になりました。これでJAOは2台のアンテナを結合し、電波干渉計として本番に向けた試験を行うことができるようになった、ということになります。日本のアンテナがもう3台、アメリカのアンテナがもう8台ALMAサイトにはあって、引き渡しに向けた準備が進められています。今後これらが次々と引き渡されていくので、次第にALMAの形が整っていきますね。
投稿者 平松正顕 : 19:38 | hiramatsu log
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