2009年6月16日
世界天文年@エアカナダ
カナダ出張の際に見かけてブログに書こうと思ったきり忘れていたネタを思い出したので、今さらながら書いてみます。
台湾から会場最寄りのトロント空港に行くには成田を経由する必要があって、成田・トロント間はエアカナダのフライトでした。エアカナダに乗るのは今回初めてだったのですが、機内エンターテインメントシステムがかなり新しいもので、たくさんの映画やテレビ番組がオンデマンドで自分の好きな時に見始めることができるというものでした。日本語の番組はほとんどなくて、台湾では日常英語を使っているとはいえ映画で使われるような英語はまだまだなかなか聞き取れないので、なんかわかりそうなのないかなぁといろいろ見ていたら、世界天文年をテーマにしたテレビ番組がありました。
その番組は"400 Years of the Telescope"、アメリカのプロダクション Interstellar Studios (!!) が作った番組です。アメリカの科学研究資金補助団体である全米科学財団NSFと、ハッブル宇宙望遠鏡に搭載されて現在稼働中のすべての観測装置を作った会社Ball Aerospace & Technologies Corp. 他からの資金援助を受けて作られた番組で、タイトルの通りガリレオ・ガリレイから現在の最先端の望遠鏡までの歴史をわかりやすく、著名な天文学者たちのインタビューも交えて紹介していました。機内プログラムには相当数の番組があったので、乗客のうちどれくらいがこの番組を見たのかわかりませんが、思いもかけないところで天文ネタに出くわしたのでびっくりでした。天プラを一緒にやってる高梨くんはずっと前からハワイ便にマウナケアの望遠鏡紹介番組を、と言ってましたが、世界天文年である今年こそチャンスかもしれません。CATVなんかで見ることのできる歴史番組専門のヒストリーチャンネルは、世界天文年のグローバルスポンサーですしね。
しかし、天文学の会議に行く機内で天文学のテレビ番組を見てるなんて我ながらなんという天文ヲタク・・・。
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