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2010年9月5日

ALMAサンチアゴオフィス

先日に日記に書いたALMA OSFから下りてきてほぼ一週間になりました。また明日の早朝にサンチアゴを発ってOSFに行き、2度目の滞在8日間が始まります。

ALMAの望遠鏡を実際に動かしての様々な試験は、主にOSFで行われています。天文学者はシフトを組んでOSFに行き、エラーログを見ながらオペレータさんと協力して適切に試験を進めて、データ解析も行います。一方で、OSFシフトでない天文学者はサンチアゴに下りてきて、データ解析の続きや広い視野でみた試験項目の検討、次の試験の準備、そして自分の研究を行います。もちろん休暇も。

ALMAのサンチアゴオフィスはしばらくオフィス街のビルの1フロアを間借りしている状態でしたが、先月(僕がチリに来る直前)新しく恒久的な専用オフィスが完成し、ちょうど引っ越しがおわったところです。このオフィスは、ALMAの欧州パートナーであるヨーロッパ南天天文台(ESO)のサンチアゴオフィスの敷地に内にあります。写真は、正門前から撮った写真。門にはESOのロゴがかかり、その右側にALMAのロゴが掲げられたALMAオフィスがあります。

このESOの敷地はフェンスに囲まれているのですが、写真にも一部写っている通り2m弱四方の天体写真がずらりと並べられています。月や星雲、銀河などさまざま。近寄って見ると、天体名、天体種別、距離、撮影した望遠鏡の名前などが書かれていて教育的。これなら、誰が見ても天文関係の施設だということがわかりますね。

投稿者 平松正顕 : 22:18 | 海外出張日記

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コメント

標高3000mのOSFでALMAの望遠鏡をコントロールしているのですか!!!
直接5000mの高地にいらっしゃることもありますか?

ALMAのことを詳しく書いてくださって、とても嬉しいです。
寒い場所だと思いますので、お身体に気を付けてお仕事をなさってください。

投稿者 sopuranovoce : 2010年9月13日 01:57

sopuranovoceさん、こんにちは。

はい、3000m地点にあるコントロールルームから望遠鏡の試験をしています。コントロールルームと言っても、コンピュータが並ぶだけの部屋で、望遠鏡の操作も全部コンピュータ向けに書かれた観測プログラムをオペレータさんが実行させるだけですけどね。

こちらは、寒いのもありますが、やはり乾燥がつらいです。保湿クリームを持ってきて塗ってはいるのですが、なかなか追いつきません。

投稿者 平松正顕 : 2010年9月19日 12:20

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