2006年4月16日

Take-tombo + IT

三鷹で知り合った NPO の方の紹介で、
今日は「文部科学大臣賞 受賞記念 『竹とんぼで町の交流』フォーラム」に参加しています。
これは、 NPO 法人「どこでも竹とんぼを!リーダー会(略称:どこ竹リーダー会)」の主催なのですが、
ここの活動は、竹とんぼと天文という違いはあっても、天プラに非常に活かせるなと感じました。

簡単に活動を紹介すると・・・

竹とんぼを広めたい。
でも、「東京のどこかで講習会をするから来なさい」では、人は集まらない。
自分の住んでいる地域で、地元で、気軽に竹とんぼの作り方が学べればいい。
そのような動機で始まったそうです。

そして、IT を活かして、ただワークショップをやるだけではなく、
e-Learning を導入して web 上で ppt のスライドとビデオオンデマンドで予習できるようにする。
ワークショップでは実際に作ってみて、飛ばし方の講習なども行い、リーダーの認定をする。
認定された人たちは ML に意見交換し、入って、今度は自分たちが地元で竹とんぼ教室を開く。
その教室に参加した人たちがさらに興味を持ってリーダーになりたいと思う。
このような循環が成り立つわけです。

事前に web 上で予習をできるようになっているため、
ワークショップには非常にやる気のある人だけが集まるそうです。

メンバーの中心はシニアの方たち。
まさに、「シニアが IT を活用して地域交流をする」です。

これは我々が行おうとしている「ミタカ星空プロジェクト」に、非常に参考になると思います。

天文も、もちろん web 上できれいな天体写真を見られれば、情報もすぐ手に入る時代です。
しかし、星を見る、宇宙を何万年も旅してきた光を、自分で望遠鏡を動かして、自分の目で見る、
これは web では絶対にできません。
NPO の方曰く、「アナログな」活動です。
竹とんぼも同様です。
竹とんぼを作る、竹とんぼを飛ばす、これは自分で手を動かさなければ面白さはわからないでしょう。
しかし、それを IT をつかって、「デジタルな」ものを利用して活動をする。
「IT がアナログな活動を引き立たせる」とおっしゃられていましたが、
まさにこれからの時代のITの活用方法の一方向を示している思います。

 #天プラももう少し、外に活動が見えるようにしないとなぁ・・・。内にも見えてないからな、今。

投稿者 KEN : 11:52 | 天プラの活動より

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