2006年6月4日
AOZORA jikkenshitsu in June
今日は、月に一回のあおぞら実験室の日。
テーマは先月が雨天で中止だったため「天文」です。
今までこの blog でも紹介してきた教材たちの晴れ舞台でもあります。
あおぞら実験室は、大きく分けて「ショーの部」「参加の部」「自由の部」「ランキング」とあります。
それぞれ何をやったかご紹介しましょう。
☆ショーの部
ショーの部は、いわゆる実験ショーを見せる場。
1 時間に一回くらいのペースで、通りすがりの方たちを集めてショーを見てもらいます。
今回は太陽系の惑星の大きさとその広さを実感、ということで、
苦労して作ってきた「太陽の直径が 1m だったら」模型の出番です。
まずは、子どもたちに、自分たちが地球という惑星に住んでいること、その地球は太陽の周りを回っていることを認識してもらい、
他にもどんな天体が太陽の周りを回っているのか、地球の兄弟星は何があるのかを出してもらいました。
おなじみの「すい・きん・ち・か・もく・どっ・てん・かい・めい」を言ってくれる子どもたちもいましたし、
月を挙げてくれた子どももいました。
子どもたちが言ってくれるたびに、用意してきた写真を見せたのですが、月を用意してこなかったのは残念。
そのあと、「じゃあ、みんなが住んでる地球をこれだけ小さくしたら、太陽はどのくらいの大きさになると思う?」と聞いて、
子どもたちに手(腕)で、表現してもらいました。
いろいろな大きさに表現してくれましたが、みんな、まだまだ小さいよ、それじゃ、ってサイズが大半でしたね。
満を持して直径 1m 太陽を取り出すと、「でっけぇ〜」の声。
ふふふ、それでこそ作った甲斐があるというもの(笑)
ほかの惑星も大きい順にご紹介☆
やっぱり小さい方がみんな驚きますね。冥王星なんて、それはもう(笑)
つづいて、惑星間の距離を体感する実験。
太陽の直径が 1m のままだと冥王星まで 4km も歩かなければならなくなるので、
太陽はさらに縮めて 1 円玉の大きさ(直径 2cm )に。
協力してくれる子どもたちを 5 人ほど選んで、太陽〜火星役をやってもらいました。
写真を持って、それぞれの位置に立ってもらうって感じですね。
木星以遠は、遠いのであおぞら実験室のスタッフのお兄さんお姉さんに走ってもらいました(笑)
冥王星の人にはわざわざ自転車で 85m 先に消えてもらいましたとさ(爆)
以上がショーの内容。
いろいろ課題は残りましたが、まずまずだったと思います。
☆参加の部
参加の部は、子どもたちが実際に手を動かして、何かしらの簡単な工作をするコーナー。
今回は、以前この blog でも紹介した「星座ボックス」を作ってもらいました。
さすがに展開図から作っている時間はないので、子どもたちにやってもらった作業は、主に星座の星の穴開けと箱の組み立て。
自分の誕生日の星座が作れるとあって、結構人気でした。
なかなか天文系の「簡単な」工作ってないのですが、これはなかなかだと自負しております(笑)
☆自由の部
自由の部とは、その名の通り、いろいろな実験道具を置いておいて、子どもたちに自由にさわってもらおうというもの。
今回は、月面体重計& PET ボトルを登場させました。
月面体重計とは、月での体重計が表示されるように細工した体重計。
月面 PET ボトルとは、姿形がそっくりな PET ボトルを 2 つ用意し、一方がもう片方の 1/6 の重さになるように調整したものです。
これもなかなか人気でした。
体重計は、お年頃の女の子はなかなか乗ってくれないですけどね(笑)
ほかにも、太陽の黒点を見てもらおうと屈折望遠鏡を用意したのですが、あいにくの天気。
晴れ間をねらって何度か挑戦したものの、結局、黒点は見えず。
残念です。
☆ランキングの部
ランキングの部は、ちょっとした科学ゲームで遊んでもらい、ある目標が達成できたら粗品をプレゼント、というコーナー。
今回は天文ではなくて、「缶の中身当て 〜春のタネ編〜」を行いました。
見た目がまったく同じな空き缶に、いろいろな植物のタネが入っていて、それを音だけで当てるというもの。
これがまた難しい。
今回は全問正解者はでませんでした。
と、こんな感じでした。
なにせ、天文をテーマに実験教室を、しかも屋外でやるのははじめてのこと、
全国的に見ても珍しいのではないかと思います。
なので、しかるべきところでも発表しようと検討中。
今回やってみて、いろいろと課題も見えました。
特にショーは難しい!
それでも、これからも課題を改善しながら、挑戦していきたいと思います。
#なにより、荷物が多かった…。ほとんど一人で持っていったので。。。
当日の様子はこちら。
フォトアルバム
投稿者 KEN : 23:54 | 実験教室にて
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