2007年1月10日
Is Pluto pluted?
昨日の新聞記事にあったのですが、
アメリカ方言学会が、昨年 8 月に惑星から矮惑星となった「pluto」を「2006 年の言葉」に選んだそうです。
なんとアメリカでは、「pkuto」が降格させる、受動態の「pluted」が降格させられるという意味で使われているそうです。
なんていうか、アメリカ人はたくましいですね。
自分たちが発見した惑星ということで愛着が強く、ディズニーのキャラクターに名前にも採用された「pluto」。
惑星から外す議論の際にも、強く反対していたと思ったら、今度は動詞にしちゃう。
しかも、意味は「降格させる」。
なんでみんな冥王星が「降格」したと考えるのでしょう。
別に惑星が偉くて矮惑星が偉いわけではないですからね。
むしろ矮惑星の代表的存在になったのです。格上げじゃないですか。
そもそも、そんな「格」とか考えてるのがおかしいのです。
大きいのが偉いわけでもないし、そもそも惑星だの矮惑星は人間が勝手に決めるていること。
「冥王星が降格」という言葉を聞くたびに、
大国優位主義を科学の世界にまで持ってこられてる気がします。
大事なのは、天文学の、科学の発展によって太陽系が広がったこと。
太陽系の外縁部の姿がより明らかにされてきたと言うことです。
そこを認識してこそ、今回の IAU の定義は意味があるものとなるのです。
「降格」というマイナスイメージではとらえないでほしいですね。
投稿者 KEN : 22:24 | 2007年度以前の記事
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コメント
今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
投稿者 バーバリーブルーレーベル : 2013年1月16日 21:28