2007年1月4日
Oriental Zodiac
西洋の星座には「黄道十二宮」というものがありますよね。
いわゆる誕生日星座。
これは、地球から見た太陽の通り道=黄道に位置する星座たちで、
自分が生まれた月に太陽がある星座が、自分の誕生星座になります。
それに対して日本や中国・韓国には「干支」という文化があります。
これは十干と十二支を組み合わせたもの。
(十二支=干支って思っている人は多いようですが、違いますよ〜)
中国を中心とした漢字文化圏では、干支を用いた 60 年周期の干支紀年法が、
年号紀元紀年法と併記されて使われてきました。
実はこの干支紀年法、木星と関わりがあるのです。
中国の戦国時代(紀元前 403 年?〜紀元前 221 年)には、
天球上での木星の位置に基づいた歳星紀年法(歳星とは木星のこと)が用いられていました。
木星は、約 12 年で天球上を一周します。
そこで、「歳在星紀(歳星が星紀にある)」というように、
天の赤道帯を十二分した「十二次」のどこに木星がいるかで年を表したのです。
(ゆえに、木星を歳星というのです)
その後、木星の軌道円上の反対位置に架空の星「太歳」を作って、
その位置で年を表すようになり(太歳紀年法)、
さらに前漢の時代(紀元前 206 年〜紀元 8 年)になると十干と組み合わされ、
干支で太歳の位置を表すようになりました。
そして後漢( 25 年〜 220 年)の元和 2 年( 85 年)、
木星を観測してその位置で年を決めることは行われなくなり、
単純に 60 年周期の干支を 1 年ごとに機械的に進めていく現在の形となったのです。
日々の運勢占いや性格占いなどで有名な黄道十二宮に比べ、
どこかマイナーな感がある干支ですが、干支は日本人の生活に浸透している文化。
昔は時刻にも方位を表すのにも使われていた干支(甲子園の名前の由来もそうですよ)。
ぜひ、この機会に見直してみてください。
ちなみに今年の干支は、丁亥(ひのとい)です☆
投稿者 KEN : 22:03 | -
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コメント
2chで話題のやつです(人・ω・)☆ http://ylm.me/index.html
投稿者 素人です : 2011年12月10日 14:24