2008年5月3日
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現在は、アポロ計画に次いで月探査がブームとなっている時代。
日本は月周回衛星「かぐや」を打ち上げ、現在様々な探査を行っています。
「かぐや」の成果についてはこの blog でも何度か紹介してきました。
中国は月探査機「嫦娥」を打ち上げ、インドも年内に月探査機「チャンドラヤーン」を打ち上げる予定です。
宇宙開発大国アメリカも、もちろん負けてはいません。
2008 年 10 月打ち上げ予定の月探査機に LRO(Lunar Reconnaissance Orbiter)があります。
→NASA のページ
→プロジェクトチームのページ
LRO の特徴は、有人月探査の再開、ひいては月面基地計画のための、月面調査にあります。
有人月探査船の着陸できそうな場所をしらべたり、氷などの資源物質の探査をしたり。
放射線量を測定し、人体への影響も調べます。
さらに特筆すべきは、共に打ち上げられる探査機 LCROSS。
LCROSS は上下 2 段に分かれ、上段を月の南極の永久影にぶつけます。
そのとき、氷が存在すれば、衝突のエネルギーで水蒸気へと昇華するはずです。
この水蒸気を地上と探査機の下段から観測したのち、下段ロケットも月面へと衝突させるのです。
このように、月面に探査機を衝突させるのは、実は初めてではありません。
アポロ計画では、司令船&月着離船を放出したあとのサターン V 型ロケットの第 3 段部分を月面にぶつけ、
月に人工的に地震(月震)を起こして、その地震波から月の内部構造の測定をしようとしました。
しかし、今回は氷が存在していると考えられている、月の極域にぶつけるのですから、また新たな事実がわかってくるのではないかと期待されています。
#月などの天体に人工物をぶつけること自体には賛否両論があると思いますが…。
さて、前振りが長くなりましたが、この LRO の打ち上げに際して、
NASA では、月に名前を送ろう! というキャンペーンをやっています。
思えば、「かぐや」もでやりましたし、小惑星探査機「はやぶさ」のときも火星探査機「のぞみ」のときもやりましたね。
やはり、探査機のことを一般の方たちに広く知ってもらうためには、有効な手段なのかもしれないですね。
自分も送りたい! という方はこちらからどうぞ。
送ると、最初にあったような認定証をもらえます。
皆さんも、月に名前を届けてみませんか!?
投稿者 KEN : 17:13 | 天文学最前線
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