2008年6月2日

To-Ra-I-Ya-Ru

兵庫県の中学校では、
中学 2 年生で平日 5 日間、職場体験をする「トライやる」ウィークというのがあります。
なんでも、1995 年の阪神淡路大震災、1997 年の神戸連続児童殺傷事件を機に、
中学生に働く場を見せて学習させようとする趣旨で始まったそうです。
 #wikipediaのページ

受け入れ協力先は、
幼稚園や保育園、養護学校、図書館などの学校関連施設から、
市役所や警察署、消防署などの官公庁、
老人介護施設などの福祉施設や病院などの福祉施設、
生協や農協、漁協などの協同組合、
ガソリンスタンドや郵便局などのサービス業、
マックスバリュなどのスーパーやマクドナルドなどの飲食店、
個人経営の商店、
バス、鉄道、空港などの交通機関、
新聞社や放送局などのマスコミなどまで多岐にわたっています。
さらには、神社仏閣や農家、漫画家などもあるようです。

受け入れ協力先には「ウィーク受け入れ先」の幟やステッカーが貼ってあるので、
来ればすぐにわかると思います。
姫路はじめ、兵庫県民への浸透度は高くて、中学生を受け入れることがその施設への宣伝にもなっているようです。

他の都道府県にも似たようなものはあると思いますが、
トライやるの特徴は、

・活動場所は校区内に限らない。基本的に市町内だが、行動範囲が 100km を超えることもある。
・そのため、他校の中学生とも一緒に活動することが多い。
・この活動にかかる交通費や保険の掛け金は全額県が負担する。

といったところでしょうか。


というわけで、星の子館にも毎年、数人の中学生がやってきます。
数ある施設の中から「星の子館」を選んでくれるのはうれしいもの。
しかも今年は、天文に興味があるから、という理由で来てくれた子が4人もいました。
嬉しい限りです。

星の子館には、「管理」、「児童厚生」、「天文」の 3 部門がありますが、
そのすべてを体験してもらいます。
今日と明日、天文のお仕事をしてもらうのですが・・・天気が、ねぇ。
入梅宣言されちゃいましたよ。

普段は土日しかやらないお昼の公開を、この期間だけ、
中学生に入ってもらって平日でもやるのですが、晴れなきゃどうしようもありません。
まぁ、天気に左右される職場もあるんだよ、ってことで(苦笑)

なので、本日は、観望会の宣伝ポスターを作ってもらいました。
どうすれば、来館者に観望会の魅力を知ってもらえるか、
お客さんが来なければ何もできませんからね。
広報も大事な仕事の一つです。

明日の完成が楽しみですが、それ以上に晴れてほしいなぁ。。。

投稿者 KEN : 20:00 | 星の子たより

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コメント

そちらでは、中学生でも夜の仕事(=観望会)が体験できるようになってますか? N天文台では初年度(約10年前)は学校と同じ時間帯の日中の仕事ばかりになってしまって、反省会議の末、翌年から学校や本人(家族)の了解を取って、一部夜に仕事をやってもらうように変わりました。いわゆる学校の活動時間とは別の時間、早朝や夜になってから体験できるのも、おもしろいとりくみだと思います。今はどうなってるのかな?
お天気回復するといいですね。

投稿者 camelopardalis : 2008年6月2日 22:20

>camelopardalisさん
いえ、夜は無理ですね〜。
N天文台も今はどうなんでしょ…。
たしかに、夜や早朝にぜひ体験してもらいたいですね☆

というか、N天文台は、交通手段が大変ですね(>_<)

天気は回復しませんでした。。。

投稿者 KEN@管理人 : 2008年6月4日 00:07

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