サイエンスカフェ倉敷。
2006/Apr/25/
スタッフとして参加してきました。
今まで天プラの活動というと、事前に頼まれてポスターやこまごました品物、ウェブサイトを作るとかはしていたのですが、実際にそれら「作ったもの」が使われる場に行くのは初めてだったのでかなり楽しみにして行きました。かなり緊張もしましたが。人と喋るのが非常に苦手な性質なのです。
挙句新幹線発車15分前に電話で起こされたりする駄目スタッフ代表みたいな感じでしたが…(大反省)
以下雑感色々です。スタッフとして、というよりちょこっとお手伝いした人の感想みたいになってますけれども。でも実際そんな感じでした(笑)
前半の講演はやっぱり「講演」になってましたね。これはお客さんの方にも美術館の展示室=静寂を求められる場っていう刷り込みもあったと思うので、あの場で発言するのは難しい状況だったと思います。仕方ない。
しかしあの、名画に囲まれて講演を聴く、っていうのはなかなかないことですのでかなりわくわくモノではあったと思います。ナツガリは、わくわくしまくりでした。ええ。
後半のカフェはなかなか良い感じに参加者と講師が混じってたと思います。設営手伝ってくれた高校生が先生になかなか話し掛けられないのを天プラメンバーが取り持つ→一般参加者も高校生が話してると加わりはじめるっていう流れが出来て。
天プラメンバーには多いみたいなんですが(笑)物怖じしない人がやっぱりファシリテーター向きですね。「背中を押す人」として非常に有能でした。
話題が広い人、好奇心の旺盛な人がこういう仕事に向いているんだと思います。どんな話にも臨機応変に対応できますから。ワタシはそのへん偏った人でしかも天文の話がわかるわけでもないのでひたすら写真を撮って回っておりましたよ。
しかし割りと早い段階で飲み物が尽きたのは誤算でした…前半の展示室が結構乾燥していたのと、カフェに使わせていただいたアトリウムがそんなに広いスペースじゃなかったので熱気がこもる→のどが渇く→しかも人数が予定より多い→飲み物足りず、ということに。カフェスペースが広くないのは講師と参加者の距離を縮めるのに一役買っていたのですが意外な誤算がー。
問題点としては、主催側からの情報不足。対談にするならその相手の情報はまとめて講師に渡す、なにより参加者がなにを期待しているのかを申し込みの際の一言欄でもなんでもいいから書いてもらって、知らせておかないと駄目だということ。講師の先生は非常に引き出しが広い方々でしたが、広い故に限られた時間で喋れることを準備したいのだということを伝えられまして、非常に申し訳ない気持ちになりました。
確かに対談の話題は多岐に渡ってておもしろかったけど、浅い部分のお話しか伺えなかった気もします。
理系と文系、全然違う専門の先生お二人をいきなりぶつける面白さっていうより、準備不足を先生方の度量で補っていただいた感がでてしまっていたとしたら、そこは失敗ですよねえ…。
反省も多く実りも多い体験をさせていただきました。
他のスタッフの方々、美術館の方々、そして講師の先生方には感謝頻りで御座います。
また機会があったら天プライベントにスタッフ参加、してみたいものです。
なにしろ打ち上げの場で折角先生の隣に座る機会を得たのにろくに話しかけられなかったこの小心ッぷりをなんとかせな(笑)
…あと遅刻しないこと!!ほんとすいません…!!
大原美術館天プラ行に関しては塚田氏のブログに詳細がありますのでそちらをどぞう。ええ、そりゃもう詳細が。
投稿者 ナツガリ : 21:15 | 活動記録 | comments (0) | trackbacks (130)
天プラグッズ?
2006/Apr/8/
勢いで作ってみました天プラ缶バッチ5種。
袋詰めとかしてみると手作り製品もそれなりに見えるから楽しいですね。
需要があるかはさておいて(笑)
投稿者 ナツガリ : 19:04 | 活動記録 | comments (0) | trackbacks (184)
ロゴの重要性。
2006/Apr/6/
東大赤門前の大学グッズショップを覗いてきて、シャーペンを一本、あまりの持ちやすさに思わず購入してしまいました。
指のあたる部分にゴムがついてる製品、最近多く見ますがこれはそのゴムが非常にいい具合にふにゃふにゃでツボ。重さも丁度いい。
普段使ってるのは製図用のシャーペンなのですがこれはどうしても長時間握ってると指が痛くなるんですよね。筆圧強い人間で、えんぴつ握りしめて使う人なので余計そうなのかもしれませんが。
で、ロゴの話です。
ここのショップで売っているグッズにはほぼ全て、UTの文字を意匠化したロゴがあしらわれています。というかむしろフツーのTシャツだのボールペンだのメモブロックだのにロゴがぽん、といれられているだけで「東大グッズ」としての地位を確立してます。
購入した品物を入れる袋にも入ってますし、このシャーペンの様に袋に入れるまでもない品物に貼られるシールも、ロゴ入りです。
これは家に持ち帰ってしまえばただのシール、ただのロゴ入りシャーペンでしかありません。
ただし、そのショップ内に整然と並べられ、統一された空間を作っているとき、ロゴはロゴ以上の力を持って消費者の購入意欲をかきたてます。うまく言えるかな。
ええと。
同じ物が沢山並んでいる様というのは、「壮観」です。感動を呼びます。
桜の花が美しいのは、一輪一輪も確かに綺麗ですが、あのぶわああああっと咲いている様が見ている人間に感動と高揚感を与えるわけです。
その感動に「参加したい」「持ち帰りたい」と思うのが人情です。
桜の名所に「枝を折らないで下さい」という立て札は絶えませんし、ライヴに行ってツアーグッズを買うのはそのライヴで一体感を得たい、その感動を持ち帰りたいからです。
東大のショップは、建物自体はガラス張りで、銀と白を基調にした空間です。
そこに合わせたロゴやグッズも、シンプルで無駄の無いイメージでまとめられています。
空間デザインとロゴデザインが綺麗にまとまっていて、そのまとまったデザインが整然と並べられている。更に購入者にはそのデザインを持ち帰るためのデザインが施されたショップバッグやシールが用意されていて…
そりゃ買いたくもなりますよ!!!(笑)
よく出来たデザインの集合ってのは魅了の魔法がかかってるようなもんです。
家に帰ると解けるんですけどね。
解けても文句無い品物だったら消費者も後悔は無いわけですよ。また行こうって気持ちになるわけですよ。
良い品物を作れば放っておいても売れる、という考えもあるとは思います。
でもやっぱり統一デザイン、トータルプロデュースって必要だとひしひし感じた一件でした。
投稿者 ナツガリ : 11:48 | デザインの話 | comments (2) | trackbacks (0)