川本喜八郎。

2007/Apr/2/

飯田に川本喜八郎人形美術館が開館したそうです。いつだったんだろう。先月くらい?
暇を見つけて是非見に行きたいところ。飯田線にもまた乗りたいし。


※大量のスパムコメントを一括削除したら一部のまっとうなコメントも消してしまいましたすいません…

投稿者 ナツガリ : 20:19 | 絵本・童話

童話のような本当のニュース。

2006/Dec/6/

ラッシュ通勤?電車に猫
2006年12月06日
 5日午前7時半ごろ、岐阜市の名鉄岐阜駅4番ホームに到着した普通電車(4両編成)に、1匹の黒猫が「無賃乗車」しているのを、降りようとした通学途中の女子高校生が見つけ、駅員に連絡した。岐阜中署は「拾得物」として保護。毛並みなどから飼い猫とみて飼い主を捜している。
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000612060001


以前にも洪水の中ねずみを背負って逃げるカエルという「不思議の国のアリス」ばりの写真ニュースがありましたが、これもまたあの童話を思い出させます。
ルドルフとイッパイアッテナ」。
主人公、黒猫ルドルフは確か岐阜出身の筈なので完璧ですね。あ、でもルドルフはトラックで運ばれてしまったんだっけかな?
続編も何冊か出てたんですねえ、改めて読み返してみようかな…
そういえば実家の近所で買われている黒犬の名前は彼からもらったらしいです。犬なのに(笑)

投稿者 ナツガリ : 13:37 | 絵本・童話

どうかしないんだね、たまごって。

2006/Nov/14/

最早先週の話になりますが、三鷹市で企画されている神沢利子展の打ち合わせに参加させていただいてきました。
神沢氏の作品というと、「ふらいぱんじいさん」と「くまの子ウーフ」くらいしか読んだ事が無いというのに恐れ多いことです(笑)
いくらなんでもこりゃいかんということで集合前に予習をしようと思い、本屋の児童書コーナーでウーフを数年ぶりに読み返しました。
とりあえず記憶に残っていたウーフのお母さんが”片手でたまごをポンと割って”目玉焼きを作ってくれるシーンを確認。
そして毎日毎朝目玉焼きを焼いてくれるお母さんと、毎日毎朝たまごが出てくるたまごに向かってウーフは言うのです。
「どうかしないんだね、たまごって」

本屋で倒れるかと思いましたよ。
なんて凄い台詞をさらりと言うのかこのくまの子は!!
企画案にあった”「ウーフはおしっこでできているか」をまじめにシンポジウム”、是非やっていただきたいです。

投稿者 ナツガリ : 10:53 | 絵本・童話

「3月14日!パンを15枚焼いて15枚の皿に!」

2006/Nov/6/

童話…と言いながら映像作品について。
ルイス・キャロル原作「アリス」の映像作品は数あれど、ナツガリの記憶に最も鮮明に焼き付いているのが20年程前にNHKで前後編にわけて放映された「不思議の国のアリス」。ミュージカル仕立てになっていて、公爵夫人や三月ウサギ、偽海亀にグリフォンが歌う歌う。記事のタイトルも裁判所で帽子屋たちが披露した歌の一節です。確かこれ、お茶会の日程を裁判長に問われた三人がそれぞれ14日(帽子屋)15日(三月ウサギ)16日(ヤマネ)だと主張して譲らないんだけど実は年中ぶっ通しで開催してるんだっていう内容。
グリフォンと偽海亀は海岸に迷い込んだアリスに、海亀スープの歌やセイウチのお話、ロブスターダンス(そこでパートナーを海に向かって思いっきり…投げる!)を披露してくれます。海亀スープの歌はグリフォンのコーラス入りで大変かっちょよろしい(笑)「嗚呼〜麗しの海亀スープ〜〜」
登場人物(動物)たちは皆特殊メイクで気持ち悪いのがテニエルのイラストらしくて良いです。特に公爵夫人の元にクリケットの招待状を持ってくる魚の使者は絶品です。話も基本的に「不思議の〜」だけでまとめてあるし(セイウチと大工は鏡ですけど)。他のアリス映画って妙に「不思議の」と「鏡の」を混ぜてあったり教養映画みたいになってていまいちなんですよね…ディズニーは…もう…なんか…

凄く好きで何度も何度も繰り返し観ていた「アリス」ですが、数年前にビデオを紛失したのが悔やまれてなりません。しかも日本で放送したときには30分近くカットされていたらしい。DVD化してくれないかなあ…!
しかしこのビデオ、大相撲春場所の閉幕シーンが一緒に撮られてしまっていたので(放映時間の1分前に予約録画する習慣がついていた)どうもあの、てけてんてんてんてん…という音が一緒に脳に刻まれてしまってます(笑)

あとどうでも良い事ですがNHKの作った「テレビの国のアリス」という映像作品でアリスが迷い込む草原が箱根の仙石原です…。仙石原周辺をうろうろするたびにそのシーンを思い出します。中身は全然覚えてないんですけど。

以上自分一人が楽しいアリス語りで御座いました。

投稿者 ナツガリ : 15:28 | 絵本・童話

衝撃の事実。

2006/Nov/1/

幼少の頃読んで人生に影響を与えた本のうち一冊が、チャペックの「さあ、みんなおはなししよう」という童話です。
ついいまさっきまで私はこのチャペックをR.U.Rで有名なカレル・チャペックだと思っていました。絵も一緒だし。
兄のヨゼフ・チャペックだった…!!

あーびっくりした。

ちなみに内容は、チャペックおじさんが近所の子供たちの暇つぶしに色んなお話をせがまれて教訓混じりに語っていく、というものです。
確か出だしはこんな感じ。

「チャペックおじさんおはなしおじさん、さあ今日もぼくたちにおはなしを聞かせてよ」
「ものがたりなんかじゃ駄目だよ、本当にあったことじゃなきゃぼくたち面白くないからね」

で、繰り広げられるチャペックおじさんのおはなしはすべて”大人たちが買い物の時に話してるみたいなほんとうのこと”として語られるわけなのです。
授業中にあんまり暴れる男の子がある日ついに”留め金がはずれたように”バラバラになってしまったり。
人の話を全然聞かずに自分の言いたい事だけ喋り続ける女の子がいつの間にか壊れかけた馬車の車輪に変わって思う存分ギイギイ鳴りつづけたり。
どう見ても推薦図書にはなりそうにない童話が好きでした。

天文関係なくなってきましたが(笑)童話の話は色々語りたいのでカテゴリ作成しました。
皆様お勧めの童話とか絵本とかありましたら教えて下さいませー。

投稿者 ナツガリ : 15:37 | 絵本・童話

銀河鉄道の夜

2006/Feb/4/

天プラMLで宮沢賢治の話が(いや勿論それ以外の話がメインだったんですが)出たついでに。

銀河鉄道の夜にはいくつかの別稿があります。そのなかの初期形と呼ばれる稿に出てくる「ブルカニロ博士」。この稿ではジョバンニの旅は彼の実験の一環ということになっているんですが、まあ詳しい話はおいておきまして私の好きなブルカニロ博士の最後の台詞を引用。

「おまへは化学をならったらう。水は酸素と水素からできてゐるといふことを知ってゐる。いまはだれだってそれを疑ひやしない。実験して見るとほんたうにさうなんだから。けれども昔はそれを水銀と塩でできてゐると云ったり、水銀と硫黄でできてゐると云ったりいろいろ議論したのだ。みんながめいめいじぶんの神さまがほんたうの神さまだといふだらう、けれどもお互ひほかの神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだらう。それからぼくたちの心がいゝとかわるいとか議論するだらう。そして勝負がつかないだらう。けれどももしおまへがほんたうに勉強して実験でちゃんとほんたうの考えとうその考えを分けてしまへばその実験の方法さへ決まれば

もう信仰も化学と同じやうになる。」


投稿者 ナツガリ : 14:54 | 絵本・童話

うわっ。

2006/Jan/25/

ちょっとあまりにも嬉しすぎたのでメモを。

舟崎克彦氏の「森からのてがみ」が復刻されたようです。

ガラス玉を見れば日に透かし、梯子の掛かった樹を見ればしましま靴下が下がっていないか確認し、暇があれば折り紙の裏に「オモテサンドウィッチをひとつ」と書いて紙飛行機を飛ばしていた幼少時代の愛読書が…!

確か歯医者の待ち時間を潰すために、毎回母が途中で近所の本屋に寄って何か1冊本を買ってくれていたうちの一冊でした。他にも「しっぽのブンブン」や「ニャゴン船長」シリーズ、「オバケちゃん」シリーズに「ネコカブリ小学校」シリーズ。小学生になってからは星新一のショートショートや永井路子の「歴史を騒がせた女たち」シリーズ等買いあさり読みあさったものでした。
だからある意味歯医者は楽しみだったような(笑)

本の話をしはじめると止まらないのでこのへんで。

投稿者 ナツガリ : 13:27 | 絵本・童話

| Copyright(c) MAO/tenpla All Rights Reserved. | Top