日大の清水です。 20日に僕も平塚市博物館へ『雑貨団』による公演「プラネトイド」を見に行ってきま した。 高梨さんがレビューを作ってくださる(のかな?)ようですが、 レビューが出来上がるまでの「つなぎ」として、軽く雑感を綴りたいと思います。 (活動報告、という意味も含めて。) 公演は、「演劇・音楽・映像・そしてプラネタリウムが一体となったステージ」の予 告通り、 プラネタリウムドーム内の限られた空間を最大限に利用した演劇が展開されていまし た。 そこにかぶせるように随所で星空投影やプチ星座解説やスライド投影などがあり、 巧くプラネタリウム全体を使ったなぁ、という印象を受けました。 内容は、人間はひとりひとり固有の輝きを持っている、ということを主題に、 いくつかのストーリーが演じられました。 宇宙に何らかの形で関わりを持つ様々なバックグラウンドの登場人物をストーリーご とに配置、 それぞれの立場での「宇宙」を演じていました。 演劇がメインではあったのですが、博物館で行うということでただの演劇では無く、 学術面においても訴えかける部分が随所に見られました。 ストーリーの中の会話としてさりげなくサイエンスが散りばめられており、一種心地 良さを感じました。 (例えば、セドナの話、エウロパの話、人工衛星の話。) 僕らのようにサイエンスを専攻している学生だと、物語風のシナリオを作ってそこに サイエンスを導入しようとしても、 どうしても「わざとらしさ」が残ってしまうし、説明が堅苦しくなってストーリーの 流れが崩れてしまいます。 (たぶん、サイエンスが主、物語が従、サイエンスを伝えるために物語を「利用して いる」という考え方から離れられないのかもしれません。) でも彼らは、ストーリーの流れを崩さず、ポイントごとに人と人との会話やスライド の中で効果的に サイエンスに触れていました。 さりげない、でも要所を突いているところに、思わず唸る事しきりでした。 感情の持っていき方もいい。 ショートコント満載で笑えるシーンがあったかと思えば、別れや死をテーマにしたも のもある。 激しい感情の起伏をストーリーごとの登場人物へと投影して、そこに星空をかぶせた りすることで、 人間の喜怒哀楽を効果的に表現していたように思います。 (真に役者さんへ感情移入できる舞台を見たのも久しぶりでした。) BGMも心地よかったです。 生演奏でシンセやスネアやハイハット等をドームの中に持ち込んでの演奏でしたが、 場面に応じた曲調やリズムやSEを演出できるのは生ならではですね。 曲選も僕好みでした。 (いつもFUSIONを聞いているからかもしれません。星空によく合います。) そして、そのようにうまく気分がノっていくと、堅苦しいサイエンスも自然と体の中 に溶け込んでいくものですね。 脳が楽しみながら見たり聞いたりしているから、記憶としても残っていくのかもしれ ません。 子供さんがたくさん来てましたが、ぱっと見た感じではずいぶん熱中して楽しそうに 公演を見ていました。 僕個人の意見では、プラネタリウムを利用したコラボの一例として、かなり完成度の 高い作品であったと思います。 一緒に行った皆さんはどうだったでしょうか。 以上、簡単な感想でした。