宇宙図-人は宇宙になにを見るのか?-
趣旨
異分野の専門家が集まって、ざっくばらんに宇宙について語り合う宇宙図対談シリーズ。今回は理化学研究所計算科学研究機構での開催です。ゲストは、理論天文学を専門とされる理化学研究所の牧野淳一郎さん。計算宇宙物理学のエキスパートである牧野さんとともに、宇宙図制作委員会の美術家小阪淳さん、コピーライター片桐暁さんが、大阪市立科学館の渡部義弥さんの司会の下で、宇宙について語り合います。
今回のテーマは、宇宙と人間、です。宇宙物理学の最先端ではどのような研究が行われているのか、特に会場となるスーパーコンピュータ「京」と絡んで計算科学の最前線についてお話しをうかがった後、科学、哲学、思想、文化、芸術など、幅広い分野の話題を自由に議論していきます。各分野の専門家であるゲストの皆さんが宇宙を通じてなにを見ているのかを知ることで、私たちが持ちうる世界観の可能性を考えてみたいと思います。
※ 希望者には、スーパーコンピュータ「京」の見学会を実施します。
開催情報
- 演題
- 「宇宙図」-人は宇宙になにを見るのか?-
- 日時
- 2015年9月9日(水) 18:00-21:00(見学会は17:00から)
- 定員
- 30名
- 参加費
- 500円(お菓子代、当日受付時に支払い)
- 中継
- ニコニコ動画:http://live.nicovideo.jp/watch/lv233862761
YouTubeLive:https://www.youtube.com/watch?v=ygXnZA0nB7w
登壇者・司会
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小阪 淳 氏
(こさか じゅん)
美術家。 2007 年カンヌ国際広告祭 2007Cyber Lions 銅賞受賞。2010年東京書籍「宇宙に恋する 10 のレッスン」出版 (共著) 。2000年 - 朝日新聞にビジュアル連載。2013年国立天文台「宇宙図 2013」制作に参加。2014年国立天文台「太陽系図 2014」制作に参加。 2015 年「光図2015」 制作に参加。「宇宙図@オンライン」制作。
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片桐 暁 氏
(かたぎり あきら)
東京芸術大学大学院修了。コピーライター/クリエイティブ・ディレクター。ジャンルを問わず、さまざまなブランド及びプロダクトにまつわる、ブランディング及び各種クリエイティブに従事。文部科学省「一家に1枚 宇宙図2007」制作に参加。’10年、最新の宇宙論を恋愛小説の体裁で解説した一般向け科学書「宇宙に恋する10のレッスン 最新宇宙論物語」出版(東京書籍、共著)。「太陽系図」「光図」制作委員会。
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牧野 淳一郎 氏
(まきの じゅんいちろう)
理化学研究所計算科学研究機構エクサスケールコンピューティングプロジェクト副プロジェクトリーダー。東京大学助教授、国立天文台、東工大教授を経て2014年より現職。Gordon Bell 賞(1995年から計7回)、日本天文学会林忠四郎賞(1998年)受賞。主な研究分野は理論天文学、計算科学。
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渡部 義弥 氏
(わたなべ よしや)
大阪市立科学館の天文学担当学芸員。1968年東京生まれの湘南育ち。日本最古の科学館のスタッフとして、展示やプラネタリウム、イベントなどの企画、天体観測機器の収集と研究などを行ってきた。日本でのモバイルプラネタリウムの普及や、フーコー振り子の研究などでちょっと知られている。プラネタリウム解説歴26年のベテランで、マイルドな毒舌と対話のスタイルが特徴。
申し込み(9月8日14:00締切)
締め切りました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
- 主催
- 計算基礎科学連携拠点(代表機関:筑波大学計算科学研究センター)
- 共催
- 天文学普及プロジェクト「天プラ」
- 協力
- 学術コミュニケーション支援機構、天文教育普及研究会、六本木天文クラブ