大阪大学での日本天文学会春季年会の開催に合わせ、有志によって3月18日〜19日に実施される一般向けイベントの案内ページです。
「宇宙図」
-人は宇宙をどう描いてきたか-
異分野の専門家が集まって、ざっくばらんに宇宙について語り合う宇宙図対談シリーズ。今回は大阪中之島での開催です。ゲストは、美学を専門とされる大阪大学教授の藤田治彦先生。「天体の図像学」などの著作のある先生とともに、宇宙図制作員会の美術家小阪淳さん、コピーライター片桐暁さん、そして日本天文学会年会のために大阪に集まっている天文学者らが、宇宙について語り合います。
今回のテーマは、宇宙を描く、ということ。古来、人々は太陽や月、星などの天体や、さまざまな天文現象に意味を見いだし、あるいは持たせ、私たちの世界観の中に取り込んで来ました。これまでの美術の歴史における天体の扱いを知ると共に、現代天文学が切り拓いた宇宙の姿が、今後どのような形で人々の世界観の中に取り込まれていくのか等、自由に議論していきたいと思います。
開催情報
- 日時
- 2015年3月18日(水)19:00-21:00
- 会場
- 大阪市中央公会堂(大阪府大阪市北区)
- 登壇者
- 小阪 淳 氏(美術家)
片桐 暁 氏(コピーライター)
藤田 治彦 氏(大阪大学文学研究科教授) - 司会
- 内藤 誠一郎 氏(国立天文台広報普及員)
「サブカル×宇宙」論
現代の天文学が明らかにしてきた宇宙の姿は、私たちの世界観にどのように影響しているのでしょうか。文化のさまざまな側面に、その影響があることは疑いようがありません。しかし、その現れ方は多種多様で、ひとくくりに語る事は不可能です。
本イベントでは、特にサブカルに注目した時に、どのような形で宇宙がその姿を覗かせるのか、具体的な事例を取り上げながらゲストと共に論じていきます。特に80年代以降のアニメや漫画、ライトノベルなどのSF作品に注目します。
その構造やパターンを明らかにすることで、太陽系外惑星における生命兆候探査など、今後の天文学におきるであろうエポックメイキングな発見が、私たちの文化にどのようなインパクトをもたらすのかについても、考えてみたいと思います。
開催情報
- 日時
- 2015年3月19日(木) 19:00-22:00
- 会場
- King of Kings(大阪府大阪市北区)
- 登壇者
- 福江 純 氏(天文楽者)
山本 弘 氏(SF作家)
野尻 抱介 氏(SF作家) - 司会
- 渡部 義弥 氏(大阪市立科学館学芸員)
- 主催
- 計算基礎科学連携拠点(代表機関:筑波大学計算科学研究センター)
- 共催
- 天文学普及プロジェクト「天プラ」
- 協力
- 学術コミュニケーション支援機構