このミーティングでは、天プラをより効率的に使う仕組みにするためにどのような工夫が必要かについて話し合われました。その結果をまとめて報告したいと思います。 ■天プラの役割 まず、最初に各人が「天プラ」に求める役割を確認しました。以下に列挙しておきます。 [学生側] ・多くの人となにか活動したい ・天文普及系の情報を知りたい ・プラネタリウムや科学館と交流したい ・他の学生が何をしてるのか知りたい ・自分の力を活かせる場を探したい ・自分の主張を広げたい [科学館側] ・アカデミックなものが欲しい ・学生の力を使ってみたい ・新たなアイディアを知りたい 会議参加者から出された意見ですので、この他にもあるでしょうが、以下では主にこの要求に応えることを目標に天プラをどう改築していくかについて議論しています。 ■現状認識 現在の天プラがどのような仕組みをとっているかについて確認を行いました。 [確認] ・「天文学とプラネタリウム」→高梨と平松が始めた天文普及“プロジェクト”の名前。 ・天プラML→プロジェクトの一環として作られた交流用ML。管理は平松。トップダウンの仕組みではない。 ■問題点 現状で、どのような問題点があるのかについて話し合いました。 ---------------------------------------------------------------------------------- (問題点)「(やるつもりがある人がいるのに)企画がMLに流れることがほとんどない。」 ---------------------------------------------------------------------------------- [内容] “天プラML”は自由に企画を出して良いとこなのかどうかいまいち判然としない。企画を出しても、それが天プラML全体で行われるのか、それとも各自が勝手に進めるものなのか、天プラMLとどう関われば良いのかよくわからない。 [原因] 天プラMLの役割が広すぎ、その役割が曖昧な点? [対策] 天プラMLの役割を明確化する。例えば、企画の提案・議論を主な目的とする企画専門MLを立ち上げ、現在ある天プラMLの方は企画書(募集要項)の形になった情報が流れるようにする。 ---------------------------------------------------------------------------------- (問題点)「科学館からの依頼は直接MLに流れずに高梨・平松にまず来る」 ---------------------------------------------------------------------------------- [内容] 企画や人材募集のお願いは、直接MLに流れずに高梨・平松にまず投げられることが多い。本来、このようなメールは天プラMLの方に直接流れるべきである。 [原因] 天プラMLはトップダウン式の仕組みであるように見える。天プラMLに加入している人の顔が見えない。正体不明の人がいるところには投げにくい。 [対策] プラネ見学会のような機会をもっと増やし、直接顔を合わせることのできる機会を増やす。また、参加者メンバーの紹介ページ(所属、活動可能地域、学生の場合は研究内容など)を作成し、声を掛けやすい状況を作り出す。 ---------------------------------------------------------------------------------- (問題点)「学生の投稿が少ない」 ---------------------------------------------------------------------------------- [内容] 各地域で活動している学生は多数MLに入っているが、活動内容の報告はほとんど無い。 [原因] 報告することのメリットがあまりない。様々な科学館や大学の“偉い”メンバーが入っているため、なかなか発言しにくい。 [対策] 基本的に対策は上と同じ。共有すると有用な情報に関しては、積極的にアーカイブ化していき、発言することのメリットを強化する。 ■今後の方針 先日のミーティングでは、以上のような内容が話し合われました。これを受け、天プラMLを管理する立場として、以下のような改革案を提案します。 ---------------------------------------------------------------------------------- ☆「天プラMLとは別に企画WGを作り、役割の明確化を図る」 ---------------------------------------------------------------------------------- 従来の天プラMLに加え、企画WGを新たに創設します。各グループの役割は以下の通りです。  [天プラML]...一般的な話題を取り扱う。  ・募集情報  ・日頃の活動報告  ・企画に参加した場合、進捗報告  ・プラネ・科学館などの感想  ・(天文グッズ見つけたら報告):このようにテーマを決めておくと、流しやすいかも。  ・(面白い質問受けたら報告)  [企画WG]...企画案を具体的なものに仕上げる。  ・企画の練り上げ→練り上がった企画案(募集要項)を天プラMLに流す  ・高梨平松を通してきた外部からの依頼を練るか、あるいは他の団体に回すか判断する。 企画WGに関しては、天プラMLから有志を募ります。WG内での議論は記録に残し、天プラMLのメンバーが必要に応じて閲覧できる形にしようと考えています。このような役割の明確化によって、  ・メールを流しやすくなる  ・各人の興味の程度に基づいた住み分けが可能  ・ちょっとしたアイディアをきちんとした形にまで持って行きやすくなる といったメリットがあると考えています。 ---------------------------------------------------------------------------------- ☆「メンバー紹介ページを作成する」 ---------------------------------------------------------------------------------- 地域的、あるいは時間的問題からなかなか直接顔を合わせて話をすることが出来ないメンバーがほとんどだと思います。お互いの正体がいまいちよくわからない状態では、協力関係が築けるとはあまり思えません。この状況を少しでも改善すべく、メンバー紹介のWEBページを作成しようと考えています。以下のような項目に関して聞こうと思います。  ・名前  ・所属  ・研究内容あるいは興味ある分野  ・活動可能な地域  ・どんな普及方法に興味があるか  ・印象に残る科学館、プラネ  ・一言  ・かわいいと思うものの写真(←性格が出るので。携帯があれば写メールでOK。) ■おわりに ここで提案したことに関し、意見などありましたらぜひMLの方へお知らせ下さい。わずか6名で話し合った内容ですので、見逃していることも多々あるかと思います。皆様からの意見をお待ちした後、実際に改案を実行していきたいと考えています。