採用ならず、残念!
残念ながら六本木天文クラブ提案の名前は採用されませんでした。採用されたのは、メキシコの Sociedad Astronomica Urania の皆さんが提案した主星「Tonatiuh」と惑星「Meztli」でした。おめでとうございます!
2位にはモロッコの Sirius Astronomy Club の皆さんが提案した「Kindi」と「Adami」、そして3位に六本木天文クラブ提案の「Persikos(桃)」と「Kuon(犬)」が入りました。もう一歩でした、残念。
他の惑星系にはどんな名前が付けられたのか、関心のある方はぜひ以下の結果発表サイトをご覧下さい。
参考:国際天文学連合(IAU) 命名キャンペーン(結果)
http://nameexoworlds.iau.org/statistics
一般投票が始まりました!
いよいよ惑星名を決定するための一般投票が始まりました!国際天文学連合(IAU)の管理する特設サイトから、オンラインで投票することができます。
私たちの提案する「Persikos(桃)」「Kuon(犬)」は、HD104985系のサイトから投票(Vote)することができます。他にも魅力的な名前がいっぱいですが、ぜひ皆さまの清き一票を投票いただければ幸いです!(投票の締切は2015年10月末日です)
応募名は「Persikos」「Kuon」に決まりました!
六本木天文クラブで行った太陽系外惑星の命名案募集キャンペーンは、6月7日に応募を締め切り、全部で27の名前の案が寄せられました。選考委員会での議論の結果、以下の命名案を六本木天文クラブとして国際天文学連合(IAU)に提案する名前として選定いたしました。
HD 104985 系
主星名:Persikos(ペルシコス)
惑星名:Kuon(クオン)
命名理由:
日本で発見された最も古い系外惑星で、岡山天体物理観測所が発見
したということなので、日本の最も古い時代(神々の世界)をモデ
ルにした物語で、岡山にゆかりのある桃太郎にちなんでつけました。
主星は、桃を意味する、古代ギリシア語のペルシコス。惑星は初め
に仲間になった犬の古代ギリシア語であるクオンです。
次点としては、ポルックスの惑星に、ギリシャ神話においてPolluxとPhoebeの間に生まれた子がの名前である「Mnesileos」(ムネシレオス)を提案して下さった案がありました。ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました。
今後、世界中から提案された命名案が一般投票に掛けられて、最終的に2015年8月のIAU総会で発表される予定です。引き続き、ご注目下さい。
太陽系外惑星に、あなたの考えた名前をつけてみませんか?
太陽系の外にある惑星たちを、太陽系外惑星と言います。2015年5月時点で、約2000個の太陽系外惑星が見つかっています。
現在、これらの太陽系外惑星に命名権を持つ国際天文学連合(IAU)が、以下のリストに挙げる20個の惑星系について名前をつけるキャンペーンを始めました(参考:日本天文協議会による解説サイト)。IAUに登録されている世界各国の天文クラブから名前を募集しています。
六本木天文クラブでも、このキャンペーンに参加します!みなさんから太陽系外惑星の名前を募集し、選考委員会でひとつを選んだ上で、六本木天文クラブとして名前案を応募します。この名前案はエントリーされた後にIAUによって一般投票に掛けられ、8月にハワイで開催されるIAU総会でその結果が発表されます。
星や惑星に自分の考えた名前が付けられるチャンスはほとんどありません。星の名前は人類が存続する限り、ずっと使われ続けるでしょう。あなたならではの素敵な名前をぜひ考えてみて下さい。
※受付期間は2015年5月末日までとなります。締切を6月7日24:00まで延長しました(2015/05/21)
六本木天文クラブがオススメする天体
HD 104985(きりん座)
主星への命名 | 惑星の数 |
HD 104985 b は日本の研究グループが最初に見つけた系外惑星です。岡山天体物理観測所188cm望遠鏡によって発見されました。木星の6.3倍の質量がある、巨大な惑星だと考えられています。主星にも名前がつけられます。
ペガスス座51番星(ペガスス座)
主星への命名 | 惑星の数 |
ペガスス座51番星の周囲を回る惑星は、世界で初めて見つかった系外惑星です。この惑星の発見によって、太陽系外惑星の研究は爆発的に発展しました。主星にも名前がつけられます。
ポルックス(ふたご座)
主星への命名 | 惑星の数 |
ポルックスはふたご座の1等星。都心でも見ることのできる明るい星です。この星の周りにも、惑星が回っていることがわかっています。主星には名前がつけられません。
そのほかの命名対象天体
- 主催
- 六本木天文クラブ
- 共催
- 天文学普及プロジェクト「天プラ」