公募内容: | 【募集人員】特任助教1名
【所属(勤務地)】水沢VLBI観測所(岩手県奥州市)
【職務内容】
水沢VLBI観測所はVLBI(VeryLongBaselineInterferometry:超長基線電波干渉法)を用いた観測研究の研究拠点としての役割をこの20年間果たしてきました。国内においてはVERAを用いた銀河系研究や大学VLBI連携事業を国内の研究者と協力して推進し、国際的にはKaVA/EAVNやEHTを用いた研究で世界と連携して成果をあげてきました。水沢VLBI観測所は今後、EAVN等の国際観測を主軸として研究を展開する予定であり、これからも世界的な研究成果を生み出しつつ地元地域とも連携して研究成果を社会に発信・還元することを目指しています。
このような中、国立天文台は水沢VLBI観測所の地元新聞社である株式会社岩手日報社と包括的連携協定を締結し、その枠組みのもと「次世代研究者支援事業」を行うこととなりました。本事業は昨今の博士号取得研究者のポスト不足問題を念頭におき、優秀な博士人材の確保と新たなキャリアパスの可能性開拓を目指して計画されたもので、両者が経費を分担して博士号を有する研究者を採用し、当該研究者には研究活動を行ってもらうとともに、新聞紙上での科学記事執筆や新聞社の科学啓発イベント等への参加など、科学コミュニケーション活動を通じて地域に貢献していただきます。
今回公募する特任助教には、本事業の趣旨を理解し、水沢VLBI観測所において関連分野の研究活動を進めつつ、適宜岩手日報社と協力して、上記の科学コミュニケーション活動にも貢献していただきます。なお、業務比率としては少なくとも勤務時間の半分程度を研究活動に充てることを想定しています。
【雇用期間】
2022年4月1日以降なるべく早い時期〜2025年3月31日
*連携協定の延長により事業が延長される場合には、最大で2027年3月31日まで雇用期間を延長する可能性があります。
*ただし、着任前6か月以内に自然科学研究機構の有期雇用職員としての雇用歴がある場合、2013年4月1日以降の通算雇用期間が10年を超えないように雇用期間が設定されます。
*試用期間は6か月です。
【応募資格】
関連分野で博士の学位を有するか、それと同等の研究能力を有する方で、かつ科学コミュニケーションに関する能力と熱意を有する方
【身分・待遇】
*専門業務型裁量労働制(8時30分〜17時15分(休憩60分)を基本とし、1日7時間45分勤務したものとみなす)。
*週5日勤務(月〜金)。土、日、祝日、年末年始は休日。有給休暇(年次有給休暇、
夏季休暇、忌引他)あり。
*給与は年俸制(年額の12分の1を月額支給)。当機構の規定に基づき学歴・職務経験等を考慮して決定。
*通勤手当(上限55,000円/月)を当機構の支給要件を満たす場合に支給。
*健康保険(文部科学省共済組合)、厚生年金保険、雇用保険及び労災保険に加入。
*ボーナス、退職金の支給なし。
*敷地内禁煙(屋内外に指定喫煙場所あり)。
【応募方法】
下記のURL先の応募フォームにて回答の上、応募書類をファイルアップロードサービス(NAOJNextcloud)を通じて提出してください。
https://forms.office.com/r/tUnsYAHu0r
応募フォーム回答後、(a)応募書類アップロード用URL、(b)推薦書アップロード用URL
が記載されたメールが送られます。応募書類アップロード用URLには提出書類(1)〜(6)のファイルをアップロードしてください。ファイルはPDF形式で1ファイル50MB以下、全ファイル合計100MB以下、最大10ファイルまでとしてください。推薦書用URLを使って推薦書をアップロードしていただくよう、推薦者に依頼してください。
【提出書類】
(1)履歴書
(2)研究及び科学コミュニケーションに関するこれまでの活動の概要
(3)研究論文リスト(査読論文とその他を区別し、共著論文の場合は応募者の役割分担を
記すこと)
(4)主要論文3編以内
(5)今後の研究計画及び科学コミュニケーションに関する抱負
(6)速やかに連絡できる本人連絡先
(7)推薦書2通以上
【応募締切】2022年2月7日(月)日本時間正午必着
【選考方法】
*面接を行う場合があります。面接は対面またはオンラインで行います。なお、面接に要する費用(交通費、通信費等)は応募者の自己負担となります。
【問合せ先】
*応募に関する問合せ:
国立天文台事務部総務課人事係
E-mail:apply-MIZ-proassisprof20220207_atmark_nao.ac.jp(_atmark_を@に置き
換えてください。以下同様。)
*職務内容に関わる問合せ:
国立天文台水沢VLBI観測所所長本間希樹
E-mail:mareki.honma_atmark_nao.ac.jp
【その他】
*科学研究費等の外部資金獲得は可能ですが、本公募趣旨に即した内容であるかどうかを国立天文台水沢VLBI観測所が判断した上で認められることになります。
*国立天文台は男女雇用機会均等法を遵守し、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めており業績の評価において同等と認められた場合には、女性を積極的に採用します。国立天文台の男女共同参画社会の実現に向けた取り組みの詳細は
https://www2.nao.ac.jp/~open-info/gender-equality/を御覧ください。
*応募に際していただいた情報は、この選考及び事務連絡以外のいかなる目的にも使用いたしません。選考後、採用に至った方以外の応募書類は責任をもって破棄します。
【募集者名称】
大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台 |