::48th Science & Technology Week
 「天文学とプラネタリウム(天プラ)」では、科学技術について一般の方々が理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として文部科学省などが主導する第48回科学技術週間に、以下の3点で協力します。


   ・一家に1枚宇宙図 の作成
   ・サイエンスカフェ への参加
   ・あすとろカルタ の作成



■ 一家に1枚宇宙図

2005年の「一家に1枚周期表」、2006年の「一家に1枚ヒトゲノムマップ」に続き、2007年の「一家に1枚」シリーズのポスターは、宇宙をテーマにしています。全国の小・中・高校に1部ずつ(計4万部)、さらに配布協力科学館・博物館(300館)などにおいて、科学技術週間が始まる4月16日から配布されます。配布数は計20万部です。科学技術週間のウェブページ(こちら)からもpdf形式でダウンロードできます。天プラでは、宇宙図作成のためのワーキンググループを設置し、企画立ち上げから図案の検討、文章の分担執筆までお手伝いしました。

 【『一家に1枚宇宙図』のコンセプト】

 「宇宙が生まれたから元素が生まれ、そこから人間が生まれ、そして科学が生まれた」
 
  • 宇宙の歴史と空間的な広がりを一枚の図に表現。  
      これまでは別々に描かれてきた137億年の宇宙の歴史と、私たちが暮らす宇宙の広がりを、1枚の図にまとめて表現することに挑戦しました。137億年前に誕生してから現在まで宇宙が膨張してきた様子を描きながら、この宇宙にどんな天体があり、私たち人間がこの宇宙のどれくらいの範囲を見てきたかが描かれています。
     
  • 宇宙と私たち人間のかかわりを感じることのできるポスター
      私たちの体や身の回りのものを作るもとになっている「元素」に着目し、宇宙が生まれてから私たちが生まれるまでに、この「元素」がどのように変化してきたかを軸に、ポスターを作製しました。この宇宙図で、「宇宙の中の人間」について少しだけ思いを馳せていただければと思います。
     
  • 最新知識を詰め込んだ、噛めば噛むほど味の出るポスター  
      執筆は研究の現場にいる大学院生と研究者が行い、最新の研究成果を反映した内容になっています。部屋に貼っておいて何度読んでも新しい発見ができるような、深みのあるポスターに仕上がりました。
       
      監修:文部科学省、(社)日本天文学会 天文教材委員会
      著作・販売:(財)科学技術広報財団
      企画:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台、天文学とプラネタリウム
      制作:「一家に1 枚 宇宙図 2007」制作委員会
       縣秀彦、小阪淳、高梨直紘、平松正顕、川越至桜、成田憲保、内藤誠一郎、
       日下部展彦、高田裕行、石川直美、杉山直、市来淨與、山岡均
      アートディレクション:小阪淳
      コピーディレクション:片桐暁
      協力:観山正見、佐藤勝彦、青木和光、三浦均、額谷宙彦、杵島正洋、石崎昌春、他

    ■ サイエンスカフェへの参加

    文部科学省が科学技術週間中に開催するサイエンスカフェに、ファシリテータ及び話題提供者として参加します。今回作成した「一家に1枚宇宙図」について、科学ジャーナリストさんやデザイナーさんと語り合いながら、宇宙図に盛り込まれている様々な話題について参加者の皆さんと楽しいひと時をもちたいと思います。詳しくは科学技術週間のウェブサイトをご覧下さい。


    ■ あすとろカルタの作成

    天プラが作成した「あすとろカルタ」が、文部科学省が科学技術週間中に日本橋で開催する各種イベントで配布されます。
    あすとろカルタは、pdf 形式で天プラのウェブページからダウンロードできます。このカルタは、2005年度の日産科学振興財団の助成を受け、作成されました。また、絵札・読札の作成に多くの方・研究機関が協力して下さいました。この場を借りて感謝をいたします。
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    [update:2007/03/27]