太陽の活動~熱対流と自転~

どんな内容なの?
太陽は、私たちのもっとも身近にある、詳しく観測することができる唯一の恒星です。「ひので」観測衛星の活躍などもあって、その表層でなにが起きているのかについては、詳しく見えるようになってきました。しかし、その内側ではどのようなことが起きているのかは、まだまだ分からないことだらけです。
この動画では、太陽の中でどのようなことが起きているのか、最新のシミュレーション研究の成果に基づいて、その様子をリアルに描き出しています。太陽の中ではいったいなにが起きているのか、覗いてみましょう。
シミュレーション 堀田英之(千葉大学)
可視化 武田隆顕(ヴェイサエンターテイメント株式会社)
プロット 内藤誠一郎(学術コミュニケーション支援機構)
企画・クレジット 天文学普及プロジェクト「天プラ」
計算モデル 計算コード:流体コード AMaTeRAS
計算手法:流体力学(重力・回転・電離)
初期条件:太陽標準モデル(Model S)
使用した計算機:京
計算領域:重力方向には太陽半径の71.5%(対流層の底)から99%まで。水平方向には太陽全球。
計算時間:4500日分計算したものの40日程度を可視化
格子点数:384×1296×2592

ファーストスター〜宇宙の一番星の誕生

どんな内容なの?
宇宙が誕生したのは138億年前のこと。生まれたばかりの宇宙には、まだ星も銀河も存在していませんでした。この宇宙に最初の星がいつ、どのようにして生まれてきたのでしょうか。
この動画では、最新のシミュレーション研究に基づき、宇宙で最初の星であるファーストスターがどのように誕生してきたのか、その様子をリアルに描き出しています。さあ、宇宙の一番星の誕生の現場を覗いてみましょう。
シミュレーション 吉田直紀、平野信吾(東京大学)
可視化 武田隆顕(ヴェイサエンターテイメント株式会社)
プロット 内藤誠一郎(学術コミュニケーション支援機構)
企画・クレジット 天文学普及プロジェクト「天プラ」
計算モデル 計算コード: N体/SPHコード Gadget-2, Gadget-3
計算手法: 重力 + 流体力学 + 化学反応
初期条件: Λ-CDMモデルに基づく密度揺らぎ + 始原的元素組成
使用した計算機: COMA(PACS-IX)
シーンA
(大規模構造)
時間スケール: 宇宙の始まりから約40億年
空間スケール: 1Mpc ~ 40pc (comoving)
粒子数: 1.3 x 10^8
シーンB
(大規模構造〜初代星形成)
時間スケール: 宇宙の始まりから約5億年
空間スケール: 1Mpc ~ 10pc (comoving)
粒子数: 1.3 x 10^8 + 0.7 x 10^7 (階層的ズームイン)
シーンC
(初代星の誕生)
時間スケール: 星形成開始から約1億年
空間スケール: 10pc ~ 10^-4pc
粒子数: ~ 10^6 (粒子分割法により計算中増加)