宇宙図-人は宇宙をどう描いてきたか-
趣旨
異分野の専門家が集まって、ざっくばらんに宇宙について語り合う宇宙図対談シリーズ。今回は大阪中之島での開催です。ゲストは、美学を専門とされる大阪大学教授の藤田治彦先生。「天体の図像学」などの著作のある先生とともに、宇宙図制作員会の美術家小阪淳さん、コピーライター片桐暁さん、そして日本天文学会年会のために大阪に集まっている天文学者らが、宇宙について語り合います。
今回のテーマは、宇宙を描く、ということ。古来、人々は太陽や月、星などの天体や、さまざまな天文現象に意味を見いだし、あるいは持たせ、私たちの世界観の中に取り込んで来ました。これまでの美術の歴史における天体の扱いを知ると共に、現代天文学が切り拓いた宇宙の姿が、今後どのような形で人々の世界観の中に取り込まれていくのか等、自由に議論していきたいと思います。
開催情報
- 演題
- 「宇宙図」-人は宇宙をどう描いてきたか-
- 日時
- 2015年3月18日(水) 19:00-21:00
- 定員
- 30名
- 参加費
- 無料
- 中継
- ニコニコ動画:http://live.nicovideo.jp/watch/lv213684408
YouTubeLive:https://www.youtube.com/watch?v=z9ZDOcwJdfE
登壇者・司会
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小阪 淳 氏
(こさか じゅん)
'94年-'00年SFマガジン(早川書房)装画担当。'00年-'04年朝日新聞にビジュアル連載。2004年沖縄市ワンダーミュージアムに作品常設。文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。'06年Sony Explora Science(北京)に4作品常設。文部科学省「一家に一枚宇宙図2007」制作に参加。 '07年カンヌ国際広告祭2007 Cyber Lions 銅賞受賞。 '10年東京書籍「宇宙に恋する10のレッスン」出版(共著)。
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片桐 暁 氏
(かたぎり あきら)
東京芸術大学大学院修了。コピーライター/クリエイティブ・ディレクター。ジャンルを問わず、さまざまなブランド及びプロダクトにまつわる、ブランディング及び各種クリエイティブに従事。文部科学省「一家に1枚 宇宙図2007」制作に参加。’10年、最新の宇宙論を恋愛小説の体裁で解説した一般向け科学書「宇宙に恋する10のレッスン 最新宇宙論物語」出版(東京書籍、共著)。「太陽系図」「光図」制作委員会。
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藤田 治彦 氏
(ふじた はるひこ)
大阪大学大学院文学研究科教授(美学)。著書に『天体の図像学』(八坂書房)、『ターナー』(六耀社)、『ウィリアム・モリス』(鹿島出版会)、『ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ』(東京美術)など。古代から現代までを扱う『アジア・デザイン百科事典』 Encyclopedia of Asian Design (Berg Publication, London)全4巻の編集長を兼務。
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内藤 誠一郎 氏
(ないとう せいいちろう)
国立天文台広報普及員。学術コミュニケーション支援機構。東京大学大学院にて電波天文学を学び、野辺山やチリの望遠鏡を用いて分子雲進化と星形成過程の研究を行う。修士(理学)。これまでに、研究成果を利用する人材養成や学術領域と社会とのコミュニケーション促進に取り組む。東京都出身。
申し込み
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- 主催
- 計算基礎科学連携拠点(代表機関:筑波大学計算科学研究センター)
- 共催
- 天文学普及プロジェクト「天プラ」
- 協力
- 学術コミュニケーション支援機構