あんですの あたらしいまど あるまみる

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解説

『アンデスの 新しい窓 ALMAみる』

南米チリ北部、標高5000mのアタカマ高原に新たな天文学の拠点が作られようとして います。その名は ALMA(アルマ:アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)。北米、 欧州、日本、チリの国際協力によって作られるALMAは、「サブミリ波」という未開拓 の波長領域で集光力・解像度ともに従来の電波望遠鏡を大きく上回り、惑星系の誕生 や銀河の誕生の様子を詳しく見ることができると期待されています。

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ミニ知識

ALMA計画は、いま、国立天文台がもっとも力を注いでいる計画のひとつです。
ALMAの建設予定地の写真は天プラ画像アーカイブなどでもご覧になることが出来ますよ!

[update:2006/01/01]

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いーにえす ぎんがのかたちで はっぶるぶんるい

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解説

『EにS 銀河の形で ハッブル分類』

天文学者ハッブルは、様々な銀河の形を研究した結果、見かけの形で楕円銀河(Elliptical)と渦巻銀河(Spiral)、そしてその他の不規則銀河(Irregular)に分類することを提唱しました。それぞれの銀河は、英語の頭文字をとってE型、S型、Irr型と呼ばれます。これらの銀河がどのようにして生まれてきたのかは、様々な説があり、まだ定かではありません。

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ミニ知識

ハッブルが銀河を形によって分類したのが、有名なハッブルの音叉図です。ハッブルは音叉図の左から右へ銀河が進化すると考えていましたが、現在ではその考えは否定されています。

[update:2006/02/01]

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うずまきの うでにだかれて ほしうまれ

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解説

『渦巻きの 腕に抱かれて 星生まれ』

大量の塵やガスと100億個ほどの星の大集団を銀河と呼びます。銀河には様々な 形がありますが、きれいな渦巻き状の腕を持った渦巻銀河と呼ばれるものがあ ります。私たちの太陽もある渦巻銀河に属していますが、これら渦巻銀河の腕 の中には大量のガスが含まれており、今この瞬間もたくさんの星がこの腕の中 のガスから誕生しています。星はこの腕に抱かれて銀河の中を回りながら、成長していきます。

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ミニ知識

星が生まれつつあるところを、“星形成領域”と呼びますが、この星形成領域の研究は主に電波望遠鏡を用いて行われています。明るく輝く前の赤ちゃん星は、電波でよく見えるのです。

[update:2006/02/01]

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えうろぱの うみにとびこめ たんさせん

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解説

『エウロパの 海に飛び込め 探査船』

木星の衛星ガニメデやエウロパには、氷の大地の下に広大な海が潜んでいると考えられています。 木星の強大な潮汐力によってエウロパの氷表面に亀裂が走り、そこを通って地下の水が噴 出している、と解釈できる観測結果が、木星探査機によってもたらされました。凍てつく氷の下に、ひょっとしたら生命が存在しているかもしれません。

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ミニ知識

土星の衛星エンケラドスの地下にも、海があるのではないかということが最近の探査でわかってきました。

[update:2006/06/10]

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おんどしる てがかりつかむ あんもにあ

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解説

『温度知る 手がかりつかむ アンモニア』

宇宙には大量のガスが漂っています。主成分は水素ですが、一酸化炭素やアルコールなど私たちがよく知っている気体も多く含まれます。ガスの中にはアンモニアも含まれていますが、これは天文学的に大変重要なガスです。アンモニア分子が出す電波を詳しく調べることで、そのガスの温度を知ることができるのです。これは、例えば星がどのような場所で生まれるのかを知る上でとても重要な道具となります。

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ミニ知識

アンモニア分子は様々な分子の中でも単純な分子ですが、星間分子雲の中により複雑な分子、 例えばもっとも単純なアミノ酸であるグリシンを探す観測が行われています。

[update:2006/05/17]

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