まうなけあ うちゅうみとおす すばるのめ

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解説

『マウナケア 宇宙見通す すばるの目』

ハワイ島マウナケア山頂には、世界各国の望遠鏡が集まっています。日本の国立天文台が建設した「すばる望遠鏡」では、口径8.2mの巨大な鏡で宇宙からやってくるかすかな光を集め、太陽系内の惑星、遠くで生まれつつある若い星、はるか遠くの銀河や超新星爆発などをとらえ、宇宙の姿を明らかにしようと観測が続けられています。

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ミニ知識

すばる望遠鏡があるマウナケア山頂の標高は、約4200m。雲の上にいることが実感出来ます。大気圧は地上のおよそ6割で、高山病の症状が出る人も少なくありません。登頂の際はご注意を!

[update:2006/01/01]

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みつどはで ほしのじゅうたい うずのうで

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解説

『密度波で 星の渋滞 渦の腕』

渦巻銀河の特徴である美しい腕は、密度波と呼ばれる波によって作られます。 密度波が到達した場所では星間物質が圧縮され、星が数多く生まれるために 腕となって見えるのです。銀河の中の星を車に例えると、銀河の腕では渋滞が 発生していると考えてよいのです。個々の星は時間がたてば腕から離れて行き ますが、腕の部分には新たに生まれる星が加わって、星の渋滞は続いていきます。

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ミニ知識

私たちの太陽系も、渦巻銀河の腕の中に存在しています。太陽が銀河系を一周するのにおよそ2億年かかります。

[update:2006/06/10]

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むらむらで うちゅうのしょきが みえてくる

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解説

『むらむらで 宇宙の初期が 見えてくる』

1989年に打ち上げられたCOBE(コービー)衛星は、宇宙生成から30万年後の光を捉え、その強さを示した地図を作りました。この光は宇宙背景輻射と呼ばれ、どの方向を見てもほぼ一定の強さであることがわかりましたが、ほんの少しだけ、“むらむら”があることもわかりました。このゆらぎは、宇宙初期の物質分布の偏りを示しており、宇宙がどう進化したかを知る手がかりとなっています。

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ミニ知識

COBE衛星の後に打ち上げられたWMAP衛星によって、宇宙初期の「むら」がより鮮明に描き出されました。この観測から、宇宙の年齢が約137億年であることがわかりました。

[update:2012/10/25]

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めにつかぬ だーくがしはい わがうちゅう

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解説

『目につかぬ ダークが支配 わが宇宙』

この宇宙には非常に多くのエネルギー(質量と考えてもOKです)が詰まっていますが、 その中で私たちが正体を知っているエネルギーはわずかに4%に過ぎません。残りの96%のうち23%はダークマター、73%はダークエネルギーと呼ばれるいまだに正体不明のエネルギーです。私たちは最先端の科学技術を駆使した装置で宇宙を見つめていますが、まだまだ宇宙の入り口に立っただけなのです。

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ミニ知識

ダークマターの候補として考えられているMACHOやWIMPs。これらの用語は、掛詞になっています。例えばMACHOは“ムキムキ男”、WIMPsは“腰抜け男”を意味する言葉でもあります。

[update:2006/01/01]

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もくせいの いんりょくうけて かつかざん

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解説

『木星の 引力受けて 活火山』

木星の衛星の中でもっとも内側を回る衛星イオには、惑星探査機ボイジャー1号によって活火山が発見されました。地球以外の天体で火山活動が認められたのは初めてのことです。火口からは硫黄やナトリウムを含むと考えられている物質が噴出しています。イオが火山をもつ理由は、木星の強い潮汐力によってイオ自体がゆがみ、その際に生じる摩擦によって内部で熱エネルギーが蓄えられているためだと考えられています。

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ミニ知識

イオも含むガリレオ衛星は木星と磁場でつながっています。木星のオーロラに見られる特に明るい部分は、これらの衛星と木星が磁場でつながっていることを示しています。

[update:2006/01/01]

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