やすみなく すぺーすがーどは ちをまもる

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解説

『休みなく スペースガードは 地を守る』

地球に衝突する可能性のある天体はあるのでしょうか? 太陽系に数多く存在する小惑星や彗星は様々な軌道を持ち、未発見のものも多く残されています。地球に衝突するかもしれない天体をいち早く発見するために、日本スペースガード協会が設立されました。岡山県に望遠鏡とレーダーを設置し、数多くの小天体や地球を回るスペースデブリ(ロケット・衛星の残骸等)を観測し、宇宙の安全をチェックしています。

関連リンク

ミニ知識

世界中でも、NEATやLINEARといった同じ目的の観測プロジェクトがいくつも進行中です。これらの観測によって新彗星や超新星など、さまざまな天体も発見されています。

[update:2012/10/25]

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ゆらぎけす ほしょうがたかめる かいぞうど

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解説

『揺らぎ消す 補償が高める 解像度』

地球上で天体を観測する時に邪魔になるのが、大気の揺らぎです。これがある ために、大きな望遠鏡を作っても星の像はゆらゆら揺れてしまいます。この揺 らぎを打ち消すのが補償光学という技術です。目標の天体と一緒に近くの星を 観測し、どれくらい星の像が揺れているかを瞬時に計算して、それを打ち消す ように処理が行われます。こうすることで、天体の細かな構造まで調べること が可能になるのです。

関連リンク

ミニ知識

目標の近くに基準となる星が無いときのために、レーザーで人工的に星を作る工夫が進んでいます。→ あすとろかるた「」の句を見てみよう!

[update:2006/06/10]

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よりめより はなれめでみよ かんしょうけい

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解説

『寄り目より 離れ目で見よ 干渉計』

干渉計は、複数の望遠鏡で見た星の光を一つに合わせ、大きな口径の望遠鏡の一部としての働きを持たせます。だから望遠鏡を寄り目(近い距離)に置くより、離れ目(遠い距離)に置いた方が、高い解像度を得られるというわけです。国立天文台水沢のVERAは、日本の4か所に設置した電波望遠鏡をつないで直径約2300kmの大きな望遠鏡と同じ性能を発揮します。日米欧が協力してチリの標高5000mの高地に建設しているALMA望遠鏡は、66台の望遠鏡を組み合わせた大きな干渉計です。

関連リンク

ミニ知識

干渉計にすることによって得られる分解能は、観測する波長によっても異なりますが、例えばMIRAでは0.001秒角にも達します。これはすばる望遠鏡よりも約100倍の能力です。

[update:2012/10/25]

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